イーロン・マスク氏の弁護士、2億ドル規模のドージコイン財務会社の会長に就任

イーロン・マスク氏の弁護士がドージコイン財務会社の会長に就任へ

イーロン・マスク(Elon Musk)氏の弁護士アレックス・スパイロ(Alex Spiro)氏が、2億ドル(約294億円)規模のドージコイン資産会社の会長に就任する事がわかった。

フォーチュン誌の報道によると、マスク氏の長年のアレックス・スパイロ弁護士が、House of Dogeが支援する2億ドルの調達を目指す新たなドージコイン(Dogecoin/DOGE)デジタル資産会社(DAT)の会長に任命された。現在投資家に提案されているこの計画は、ドージコインをバランスシートに積み立てることを目的とした上場企業を設立するもので、投資家らは、この取り組みがドージコインの価格上昇のきっかけとなるかどうかを注視しているという。

ただし、この取り組みはまだ提案段階にあり、その構造や開始時期の詳細は明らかにされていない。また、イーロン・マスクのほか、ジェイ・Z氏などが、投資家向け資料や面談の中で、この会社の会長候補として名前が挙がっているという。

ドージコイン運用企業登場もパフォーマンスには苦戦

トークンに特化した企業財務の台頭は、2025年における最大の仮想通貨現象の一つとなっている。

仮想通貨トレジャリー会社としてリブランディングを計る企業も登場している。ナスダック上場企業の中には、ソラナ(Solana/SOL)やスイ(Sui/SUI)、トンコイン(Toncoin/TON)、ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)のWLFIガバナンストークンなどの仮想通貨を蓄積するために、リブランディングやビジネスモデルの転換を図る企業もある。

マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏が率いるマイクロストラテジー(MicroStrategy)は、700億ドル(約10兆円)近くのビットコイン(Bitcoin/BTC)を保有する同社のモデルは、他の企業にも追随するきっかけを与えている。

2013年に誕生したミームコインであるドージコインは、ビットコイン(Bitcoin/BTC)やイーサリアム(Ethereum/ETH)ほど広く普及していないものの、熱心な支持者を獲得し、ドージコインに特化した取り組みも徐々に見られ始めている。2025年7月、ナスダック上場のBit Origin(ビット・オリジン)は、企業向けドージコイントレジャリーの立ち上げに向け、株式および債券による資金調達で最大5億ドル(約734.7億円)を確保したと発表。これにより同社は、ドージコインを中核バランスシート資産とすることを計画していることを公表した初の米国企業となった。

ドージファーザーのマスク氏はドージコインと距離

支持者からしばしば“ドージファーザー”と呼ばれるマスク氏は、長年ドージコインと関わりを持ち、彼の発言は、これまでトークンの価格を変動させ、しばしば問題となってきた。

2022年に同氏は、自身の発言により、ドージコイン市場を操作したとして投資家から訴訟を起こされ、2024年末に却下されている。しかし、最近はドージコイン自体について重要な発言をしておらず、Xを統合型決済機能を備えたスーパーアプリに変革するというビジョンに向けた動きを見せている。

投資家は注目しており、多くの投資家がドージコインがこれらの将来の計画において重要な役割を果たすことを期待しています。

 

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