テレビ朝日・テレビ朝日メディアプレックスがNFT事業に本格参入:第1弾は「東映ロボットアニメ」デジタルトレカ

テレビ朝日とテレビ朝日メディアプレックスが、NFTに参入

テレビ朝日とテレビ朝日メディアプレックスが、NFT(非代替性トークン)事業に本格参入を発表したことがわかった。

テレビ朝日は2021年11月30日(火曜日)、グループ会社である株式会社テレビ朝日メディアプレックスと共同で、ブロックチェーン技術を活用したNFT事業に本格参入することを発表した。テレビ朝日はNFTコンテンツ第1弾として、超電磁ロボコン・バトラーV、ビデオ戦士レザリオンなど、東映が手掛けたロボットアニメの名シーンをNFTトレーディングカードとして3,000パック限定で販売。ほかにも、カードの収録作品として超電磁マシーン ボルテスVや闘将ダイモス、宇宙大帝ゴッドシグマ、未来ロボダルタニアスなどが含まれている。さらに、そこから派生する報道、スポーツ、アニメ、ドラマ、アート、料理、音楽など、NFTに適したコンテンツを選定し、研究開発を繰り返しながら、NFTマーケットへの参入を目指していくとのこと。

昨今、NFTというニューテクノロジーによって、テレビの新しい体験や価値の創出、日本が誇るアニメコンテンツの世界発信、若手クリエイターの育成などが期待されている。NFTカードの販売は、LINE傘下のブロックチェーン企業LVC Corporationが提供するLINE ブロックチェーンをベースにしたNFT Studioで行われ、ユーザーは仮想通貨ウォレットを所有していなくても、LINEアカウントでNFTの購入が可能になる。これまで仮想通貨やNFTトークンを取引したことがないユーザーにも、新たな体験としてNFTトークンの取引ができるように設計されている。

二次流通可能で収益の一部は還元

購入したカードはLINE BITMAX Wallet NFTマーケット βで、二次流通も可能であり、転売で得た収益の一部はロイヤリティとしてコンテンツ事業者に還元される。

一方で、テレビ朝日メディアプレックスは10月28日(日曜日)、国内NFTマーケットプレイスであるCoincheckと提携を発表し、Coincheck NFT(β版)のリリースを発表。β版では、テレビ朝日メディアプレックスのデジタルコンテンツを活用した、NFTの取り扱いなどが予定されており、今後もさまざまなNFTトークンがリリースされる予定だ。

近年、NFTマーケットプレイスへの注目が高まってきており、テレビ朝日のコインチェックとの提携により、国内でのNFT需要も拡大するとみられており、期待が高まっている。

なお、東映ロボットアニメNFTトレーディングカードの概要は以下のとおりとなっている。

 

販売時期 2021年12月16日(木)予定
販売価格 1パック 3,500円(税込3,850円)(1パックNFTトレーディングカード5枚入)
販売数 10パターン x 各300パック = 合計3,000パック
※ランダムではなくパックの内容は開示する形で販売
販売所 NFT Studio(運営元:CryptoGames株式会社)
参加作品 ・超電磁ロボ コン・バトラーV
・超電磁マシーン ボルテスV
・闘将ダイモス
・宇宙大帝ゴッドシグマ
・ビデオ戦士レザリオン
・未来ロボダルタニアス