スペイン治安警備隊がレジャー共同創業者誘拐事件の容疑者を逮捕
スペイン当局は、2025年1月に発生したLedger共同創業者デビッド・バランド(David Balland)氏の誘拐事件に関与した容疑者を逮捕した。
スペイン治安警備隊は、南部マラガ県ベナルマデナで、2025年にレジャー共同創業者デビッド・バランド氏が誘拐された事件に関与した疑いのある容疑者を逮捕。容疑者はフランス当局から欧州逮捕状に基づき指名手配されていた。これは、ヨーロッパで最も注目を集めた仮想通貨関連の誘拐事件の一つの重要な手がかりとなる。
バランド氏は2025年1月21日、フランス中部の自宅から連れ去られ、約48時間後にフランスの精鋭警察部隊によって解放されるまで監禁されていた。同氏の妻はパリ南郊で車内に縛られた状態で発見されており、報道によると、誘拐犯は同氏の指を一本切断し、その切断の様子を撮影した動画を彼のビジネスパートナーに送りつけ、身代金の支払いを迫ったという。
逃亡犯による1年以上の逃亡
同容疑者は、逮捕を逃れるため、バレンシア、セビリア、カディスを転々としており、賃貸アパートに滞在し、痕跡を残さないよう他人のクレジットカードを使用して生活していたとみられる。
パートナーと友人と共に同居していた同容疑者は。一行がオンラインプラットフォームで借りたアパートを転々としながら、4人目の人物名義の銀行カードで家賃を支払っていた事を突き止めた。当局は、容疑者の危険性と犯罪組織のメンバーが介入する可能性を考慮し、大規模な警察力による作戦展開を実施したと述べている。
この事件は、ヨーロッパ、なかでも特にフランスにて仮想通貨保有者や経営幹部をターゲットにした暴力事件が相次いでいることを示す一例だ。セキュリティ専門家でCasaのジェイムソン・ロップ(Jameson Lopp)CTO(最高技術責任者)氏は、2025年だけで少なくとも66件の仮想通貨関連の住居侵入、誘拐、業界関係者の家族への襲撃といった暴行事件を追跡調査している。
Ledgerのパスカル・ゴーティエ(Pascal Gauthier)CEO(最高経営責任者)は、バランド氏救出時に「深く安堵した」と述べ、迅速な対応をした法執行機関に感謝の意を表した。
この事件は、仮想通貨セクターにおけるセキュリティ上の課題が深刻化していることを浮き彫りにしている。資産価値の上昇に伴い、著名人が物理的な恐喝の標的になりやすくなっているのが現状だ。
























