Polymarket(ポリマーケット)、CFTCから米国で規制対象の予測市場開設の認可を取得

PolymarketがCFTCから予測市場開設の認可を取得

世界最大の予測市場と謳われてきたPolymarket(ポリマーケット)は、CFTC(米国商品先物取引委員会)から仲介型取引プラットフォームの運営を正式に認可されたと発表した。

日本語訳:
CFTCから仲介業務の承認を取得しました。これにより、登録ブローカーおよび金融機関を通じてポリマーケットへのシームレスなアクセスが可能になります。お近くの取引プラットフォームにも近日中に導入予定です。

Polymarketは、CFTCから、規制対象の仲介型取引所として運営するための承認を取得。同社は、従来のインフラと証券会社チャネルを活用し、仲介型取引所として運営できるようになった。同社は今後、証券会社の参加、顧客への直接アクセスの提供、米国取引所での取引促進を、ワシントンD.C.の厳しい監視の下、できるようになる。

Polymarketはクローズドベータ版でひっそりと運営されており、一部ユーザーのみが実際の契約にリアルマネーで賭けをしていた。創業者の(Shayne Coplan)氏は当時、「米国取引所は実際に稼働しており、ユーザー登録が進められています。実質的にはベータテスト段階です」と述べていた。

Polymarketによる今後の展開

Polymarketは、CFTCからの修正命令を受け、米国の取引所要件を全て満たした運営が可能になった。

この修正指定命令によって証券会社とユーザーを直接登録できるようになり、先物取引業者や従来の保管・報告システムを通じて米国での取引が可能になる。今回の承認により、Polymarketは連邦取引規制を完全に遵守した上で米国に再参入することになるが、指定の一環として、同社のプラットフォームは、基準に準拠した、強化された監視、決済システムなどを実装したとのことだ。

同社と主要なライバルであるKalshiは、現在、Web3テクノロジーの機会を模索しており、最新の展開は、劇的な転換期を示している。2022年にCFTCは、同社が米国のユーザーに未登録のイベントベースのバイナリーオプションを提供していると申し立て、同社は140万ドルの罰金を支払いと、和解の一環として米国での事業を停止した。

Polymarketは引き続き商品取引法のすべての規定とCFTCの監督の対象となるが、仲介取引の要件を満たすため、サービス開始前に追加のプロセスを導入する予定だ。この動きにより、同社は現実世界の出来事に結びついた契約を取引するための規制された場としての役割を正式に確立することになる。

 

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