米国上院議員が予測市場におけるスポーツ賭博禁止法案を推進
米国上院議員らは、規制対象の予測プラットフォームにおけるスポーツ賭博契約の禁止を目指し、超党派で法案を提出した。
米国では、規制対象の予測市場プラットフォームにおけるスポーツ賭博が新たな障害に直面しており、超党派のシフ上院議員とカーティス上院議員の2名が、CFTC(米国商品先物取引委員会)の規制対象であるKalshi(カルシ)やPolymarket(ポリマーケット)などのプラットフォームにおけるスポーツ賭博を禁止する法案を提出した。
報道によると、カリフォルニア州選出の民主党議員アダム・シフ(Adam Schiff)上院議員とユタ州選出の共和党議員ジョン・カーティス(John Curtis)上院議員は、連邦規制対象の予測市場プラットフォームがスポーツ賭博やカジノゲームに関連する契約の提供を禁止する法案を2026年3月23日(月曜日)に提出した。
この法案は、商品先物取引委員会(CFTC)に登録されているすべての事業体に適用され、上院議員らは、KalshiやPolymarketといった予測市場プラットフォームが、連邦政府の監督を隠れ蓑にして、無許可のスポーツ賭博を提供していると指摘。また、連邦議会は商品取引法において、連邦政府の監督下でのスポーツ賭博を認める意図は一切なかったことを改めて確認する内容となっている。
予測市場を助長したとしてCFTCを非難
シフ議員は、CFTCがこれら市場を容認し、その成長を促進していると述べ、議会は「州の消費者保護を侵害するこの抜け穴を排除すべきだ」と主張したほか、このシステムは部族の主権を侵害し、公的収入をもたらさないと非難した。
もう一人の法案提出議員であるカーティス議員は、同州の多くの若者が、連邦政府の監督ではなく州の規制下に置かれるべき中毒性の高いスポーツ賭博やカジノスタイルのゲーム契約に晒しており、これらは連邦規制当局ではなく州の管理下にあるべきだと指摘した。
規制支配をめぐる攻防
スポーツ関連契約に特化することで、予測市場はFanDuelやDraftKingsといった従来のスポーツブックと直接競合している。
議論が続く中でCFTCは、商品デリバティブ市場におけるイベント契約について、自らが独占的な管轄権を有すると主張。2月には、州にこうしたプラットフォームに対する規制権限がないとする意見書を提出した。規制支配をめぐる争いは続いており、ネバダ州は最近、Kalshiがスポーツ、選挙、エンターテインメント関連の契約を提供することを差し止める一時的な差止命令を獲得。アリゾナ州はKalshiに対し、無許可の賭博事業を運営しているとして刑事告訴しており、Kalshiはこれらの主張を否定し、アリゾナ州に告訴の取り下げを求めている。
この法案は、連邦政府と州政府が予測市場を標的にしている一連の動きをさらに推し進めるもので、3月10日(火曜日)、シフ議員は「DEATH BETS法案」を提出。この法案は、CFTCが規制する予測市場において、戦争、テロ、暗殺、個人の死亡に関連する契約の上場を禁止するものだ。この法案は、進行中の世界的な紛争に関連する予測市場におけるインサイダー取引への懸念が再び高まったことを受けて提出された。
現在、CFTCの立場に異議を唱えている州は、アリゾナ州、オハイオ州、テネシー州、ネバダ州、マサチューセッツ州、ユタ州など、共和党と民主党の両方にまたがっており、州規制当局とCFTC間の管轄権をめぐる紛争は、最高裁判所の判決にて解決されると予想されている。
























