MyEtherWalletでハッキングが発生
多くのユーザーが使用している仮想通貨ウォレット「MyEtherWallet(MEW)」が今月の24日、マイイーサウォレットの複数のDNSサーバーがハッキングされ、どうウォレットを使用しているユーザーがフィッシングサイトにリダイレクトされる危険性があるとツイッターで警告しました。
Couple of DNS servers were hijacked to resolve https://t.co/xwxRJ4H4i8 users to be redirected to a phishing site. This is not on @myetherwallet side, we are in the process of verifying which servers to get it resolved asap.
— MyEtherWallet.com (@myetherwallet) 2018年4月24日
MEWは、どのサーバーがどのようにして標的にされているかを早急に確認し、ハッキングの問題を解決できるよう尽力していると述べました。
今年1月にアルトコインであるイーサリアム・ブルーの開発者がMEWに突き付けたDNSのハッキング被害がありましたが、MEWは当時このハッキングに対して否定をしていました。
しかし今回のハッキングについてMEW側は、TwitterでDNSサーバーがハッキングされたことを認めました。
⅕ Google Domain Name System registration servers were hijacked earlier today at roughly 12PM UTC so that MEW users were redirected to a phishing site. This redirecting of DNS servers is a decade-old hacking technique that aims to undermine the Internet’s routing system.
— MyEtherWallet.com (@myetherwallet) 2018年4月24日
その後MEWでは、システムは正常に戻り、フィッシングサイト対策の確認事項を発表し、MEW利用者に対して保有している仮想通貨をハッキングされないように注意事項、確認事項を注意喚起しています。
その多くがEthereumベースのERC20トークンを採用している為、大きな波紋を呼びました。
ウォレットに預けておけば安心、そんな甘いものではありません。
仮想通貨投資はどう利益を上げるかということに加え、どう資産を守るかにフォーカスすることも非常に大切であることが改めて認識出来ました。