THETA、1年で17,000%の急騰を記録:トップ仮想通貨ランキング9位に浮上

企業との提携にTHETA を盛り上げるシータネットワーク

シータネットワーク(Theta Network)のブロックチェーンネットワーク通貨である、シータトークン(Theta Token/THETA)が、過去1年間で17,000%も上昇していることが明らかになった。

「Ternio」What is Theta? – THETA Beginners Guideより画像引用

(※)動画は全編英語で放映されており、日本語訳が必要な場合は、画面右下に表示されている「字幕」アイコンをクリックした後、「設定」アイコンを開いて表示されたメニューの中から、「字幕」⇒「自動翻訳」⇒「日本語」の順に設定することで、大まかな日本語訳が表示されます。

シータネットワークは、動画の配信プラットフォームTHETA.tvを提供しており、2020年5月に提携が発表され、MGM Studiosによってハリウッドの名作を提供しているほか、2021年2月には、Lionsgateとの提携を発表しThetaNetworkにコンテンツ提供を開始。さらに、NASAとの提携によってSpaceX ロケットの打ち上げをホストするなど、コンテンツ配信を通じてさまざまな企業とタッグを組んでいる。さらに今月3月3日にはNEXTMONEYの特集記事「ソニー、バリデータノードとしてシータネットワークに参加」でも報じているように、ネットワークバリデータとしてソニーのヨーロッパの研究部門を新たに追加している。

Thetaでは、ネットワークを維持するため、シータトークンをノードにステーキングするPoS方式のマイニングシステムを備えており、P2P(ピア・ツー・ピア)ビデオ配信を分散化を目指し、無意味な広告によりユーザーの利便性が落ちることを回避。さらには、ブロックチェーンテクノロジーによってネットワークを共有することでこの問題を解決することを目的としている。

爆発的高騰を見せるThetaトークン

CoinMarketCapの調べによると、3月24日22時の時点でのTheataトークンの価格は、1THETA=1,400円台で推移しており、前日同時刻比11.32%、1週間で88.94%物驚異的な高騰をたたき出している。また、高騰にともない、時価総額も1兆4,370億円近くにまで上昇。時価総額ラインキングも9位にまで上昇している。

CoinMarketCapより画像引用

シータトークンの高騰要因はいくつか考えられており、その中でも、Sierra Ventures(シエラベンチャーズ)、Heuristic Capital(ヒューリスティックキャピタル)、VR Fund(VRファンド)、GFR Fund(GFRファンド)の4ファンドが、計1億ドル(約100億円)相当のThetaをステーキングしていることが大きな理由とされている。発表によると、これらのファンドの合計運用資産額は約2,200億円を超えており、まだまだ大きな余力が残っていることからも期待感が高まっている。

これらのほかにもシータネットワークでは、今月9日に、最大手コミュニケーションアプリLINEとの提携を発表しており、LINEブロックチェーン上で日本ユーザー向けにコンテンツサービスの提供を開始している。

さらに、2月末には、米国最大手仮想通貨投資企業であるグレースケール(Grayscale)が、Thetaを含む23銘柄の仮想通貨投資信託を検討していると発表したことも、相場に大きな影響を与えている。

シータネットワークの今後の予定としては、4月21日にメインネット3.0のローンチを控えている。

ソニー、バリデータノードとしてシータネットワークに参加

2021.03.03