ソフトバンクが支援するDriveWealthが仮想通貨取引を提供へ

DriveWealth社がCrypto-Systemsを買収

米国・ニュージャージーに拠点を構え、個人投資家向けにスマートフォンなどのモバイル端末を介し、少額投資サービス向けAPIを提供しているDriveWealthは、ビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)の取引機会をパートナーに提供するためにCrypto-Systemsを買収する予定であることが分かった。

フィンテック企業が株式提供するのを支援しているSoftBankだが、そのSoftBank社が支援する新興企業のDriveWealthは、クライアントに仮想通貨取引サービスを提供するため、同社は米国に拠点を置く独立デジタル資産組織のCrypto-Systemsを買収する予定であることが分かった
米国のニュース専門放送局CNBCは、買収後まもなく、DriveWealthが2022年4月または5月にビットコインとイーサリアムの取引機会をパートナーに提供するために2つの子会社を立ち上げると報じた。

DriveWealthのボブ・コートライト(Bob Cortright)CEO(最高経営責任者)は、エンドツーエンド(※1)の仮想通貨取引システムと、同社が利用しているアルゴリズム取引プラットフォームが、デジタル資産市場の透明性を高める可能性があるとの期待を表明し、t議のように語っている。

(※1)エンドツーエンド(end to end )とは…
直訳すると、端から端までという意味であり、ネットワーク分野では、通信を行う二者間経路全体、またはその両端を指す。

現在の仮想通貨市場では、まだワイルドウェストであり、価格はいたるところにあります。価格発見はほとんどなく、スプレッドとの一貫性もほとんどありません。それを変えたいのです。


Coinbaseと競う構えのDriveWealth社

BofA(Bank of America=)の電子取引プラットフォームを共同作成したコートライトCEOは、規制当局が関与し、競争が激化するにつれて、取引手数料が崩壊すると考えており、DriveWealthは、Coinbaseの「持続不可能な」トランザクション速度と競争するための暗号流動性プロバイダーになることを目指しており、次のように述べている。

1回の取引で200ベーシスポイント(※2)を請求できる世界では継続できません。

(※2)ベーシスポイント(basis point, 単位:bp)とは…
市場用語で金利単位の呼び方を意味し、0.01%=1ベーシスポイントとなる。

米国に本拠を構える仮想通貨取引所Coinbaseは、小売顧客に4.5%以上の高額の手数料を請求し、取引コストに加えてスプレッドを収集している。コートライトCEOは、これらは「顧客の財布から出ている」とし、このような取引ポリシーに反対している。DriveWealth社は28.5億ドル(約3,300億円)の企業価値を有しており、日本のSoftBankが支援している。

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