イーロン・マスク氏、テスラ社がビットコインでの支払を受け入れたと発表

テスラ社がビットコインでの支払いを受け入れ

米国・シリコンバレーに拠点を構える大手自動車メーカーのテスラ(Tesla)はビットコインでの支払いを受け入れたことが分かった。

テスラ社CEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク(Elon Musk)氏は、3月24日の午後、短いツイートにて「ビットコインでテスラを購入できるようになりました」と発信。そのうえで、テスラ公式サイトでは、チェックアウト時にクレジットカードではなく暗号通貨で支払うオプションがユーザーに表示されるようになっているものの、現在このオプションは米国内での購入にのみ利用可能だ。なお、マスクは別ツイートで、ビットコインによる支払いは“今年後半”に米国外で利用可能になることを明らかにしている。

イーロン・マスク氏の発表後にBTCが高騰

マスク氏がビットコインでの支払いが可能になった事を発表した直後から、ビットコイン価格は急騰し、数時間で54,000ドル弱から57,000ドルにまで上昇している。

CoinMarketCapより画像引用

CoinMarketCapの調べによると、3月25日9時時点のビットコイン価格は、1BTC=5,774,000台で推移しており、前日同時刻比3.44%、1週間で9.62%のマイナス成長を記録しており、時価総額も107兆円へと、6兆円程下がっている。しかし、マスク氏の発表直後1BTC=6,032,000円台出会った価格は、その後、621万円台にまで急騰している。

今回ビットコインでの支払いを開始させたテスラ社だが、支払われたビットコインについては、法定通貨(米ドルなど)に変換するのではなく、仮想通貨としてそのまま保持すると表明している。これにより、テスラ社の仮想通貨によって得られる利益は、非常に変動しやすいビットコインの価格に応じて上下することになる。このままビットコインの価格が上昇し続けた場合、テスラ社の保有している利益も上昇することから、変動するリスクは伴うものの、莫大な報酬の可能性が伴っており、一種の企業による賭けであると言えそうだ。

テスラ社は、当NEXTMONEYの特集記事「テスラ社、15億ドル相当のビットコイン保有判明でBTC最高値更新=保有額はマイクロストラテジー社に次ぐ」で報じたように、今年2月に15億ドル相当のビットコインを購入し、将来的には仮想通貨を支払い方法として受け入れる計画があると発表していた

テスラ社、15億ドル相当のビットコイン保有判明でBTC最高値更新=保有額はマイクロストラテジー社に次ぐ

2021.02.09

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