16日、中国に拠点を置くIoT(インターネットオブティングス)関連の仮想通貨である「VeChain」は1日で50%以上の上昇を見せた。
上昇の要因は、今年初めからVeChainチームが行ってきた一連の業務提携の結果だと考えられる。
5月には世界4大監査機関である「PwC(Pricewaterhousecoopers)」が、VeChainのIoTネットワークを利用し、顧客や企業にサービスを提供する目的でへ投資している。
PwCのCEOであるRaymund Chao氏は以下のように述べた。
マネジメント、食への信頼、偽造防止の長年の課題に取り組むにあたり分散型のシステム構築を目指しているVeChainと提携できることを喜ばしく思う。
VeChainとは、改ざんができない特性を持ち商品などの真贋(本物かどうかを見分ける)が行える仮想通貨であり、「流通」「製品管理」「輸送手段の効率化」も行えるプラットフォームを使用している。
価格においては、2017年末の暴騰で900円を超えた値を付け、2018年1月から現在までの相場全体の大幅な下落の影響か1円を切っている時期もあり、今回の上昇が落ち着いた現在の価格は1円である。
暴騰前の2017年9月時点の20円後半から30円の価格をも大幅に下回り、最近の1円から3円で推移しているチャートを見ると、底値をついているという見方もできる。
今回の好材料なども考慮すれば投資対象としては可能性があるのではないかと考えられそうだが、投資は慎重に行っていくべきである。