200名以上の仮想通貨インフルエンサーの料金表が流出

仮想通貨インフルエンサーの料金表が流出

200名以上の仮想通貨インフルエンサーのプロモーション投稿の料金と支払い方法が記載されたスプレットシートの流出によって明らかになった。

日本語訳:
200人以上の仮想通貨インフルエンサーの価格表とウォレットアドレス。最近、プロモーションの依頼を受けたプロジェクトから提供されたものです。契約を承諾した160以上のアカウントのうち、プロモーション投稿を広告として開示したのはわずか5アカウント未満でした。

オンチェーン調査員の@zachxbtによる共有情報にて、流出したスプレッドシートから、200人以上の仮想通貨インフルエンサーのネットワークが明らかになった。流出した文書にはウォレットアドレスも含まれており、インフルエンサーキャンペーンの段階的な料金体系が明らかになっている。なお、ほとんどのプロモーションは非公開だったという。

この流出は、投資家にとっての高まるリスクを浮き彫りにし、非公開のプロモーションが1億4,300万ドル(約212.5億円)のCR7ミームコインのラグプルのような詐欺と関連している可能性を示唆。また、これらは組織化された非公式プロモーションネットワークの存在を示唆している。

料金体系とインフルエンサーの影響力を使った市場操作

スプレッドシートによると、トップクラスのインフルエンサーは投稿1件あたり1万ドル~2万ドル(約1,487万円~2,974万円)を請求している一方、小規模アカウントは500ドル~1,500ドル(約74,350円~223,000円)を請求している。

このシートには、パッケージプラン、複数アカウント向けバンドル、動画コンテンツの料金も記載されており、仮想通貨市場におけるインフルエンサー主導のプロモーションの規模と組織化が拡大していることを裏付けている。今回のリークで最も印象的であったのは、透明性の欠如で、ZachXBTは次のように述べている。

契約を締結した160以上のアカウントのうち、プロモーション投稿を広告として開示したのはわずか5アカウント未満でした。

これは、プロモーションコンテンツの95%以上が有料コンテンツとしてマークされていなかったことを意味し、FTC(米・連邦取引委員会)やASA(英・広告標準局)などの規制機関による世界的な広告ガイドラインに違反している。

また、契約外の直接支払いが蔓延していることから、ウォレットアクティビティ以外でのキャンペーンの追跡は困難で、説明責任がほとんど果たせず、不正操作の機会が生まれ続けている。

 

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