エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領、「火山レンタル」ビットコインマイニング計画を提案

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領が火山レンタルを提案

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、自国のビットコイン(Bitcoin/BTC)マイニング促進に向けた刺激的な新計画を明らかにした。

日本語訳:
170の火山があります…
「火山を貸してビットコインをマイニングする」プログラムは実際に意味があるかもしれない

エルサルバドルのブケレ大統領は、地熱エネルギーを利用したビットコインマイナーに、国内170の火山を貸し出す「火山レンタル」を提案。このアイデアは、エルサルバドルが火山の地熱エネルギーを利用し、474BTC(約70億円相当)のマイニングに成功したとブケレ大統領が強調した最近のXの投稿から生まれた。安価で環境に優しいエネルギー源を提供することで、世界中のビットコインマイナーを引き付けるのに役立つと期待されている今提案は、170の活火山があるエルサルバドルには、マイニングに使用できる地熱発電が豊富にある。同大統領による今提案は、国内の火山をマイナーに貸し出すことで、運用コストを削減する機会を提供し、自然エネルギー源の恩恵を受けることを提案している。

エネルギー大臣が計画支援に着手

エルサルバドルのエネルギー・炭化水素・鉱山局長ダニエル・アルバレス(Daniel Alvarez)氏は、この提案に迅速に反応しており、同氏のチームがこの取り組みを支援するために新しい地熱法の策定に着手すると発表し、政府が計画実現に熱心であることを示している。

エルサルバドルはクリーンエネルギーの生産に多額の投資をしており、火山を燃料とする地熱源は現在、国内電力の4分の1を供給している。そのような背景から、大統領のビットコイン上級顧問であるマックス・カイザー(Max Keiser)氏もこのアイデアを称賛し、次のように語っている。

エルサルバドルの火山を借りてビットコインをマイニングすることで、エルサルバドルは世界の一人当たりビットコイン競争でリードすることになるだろう。

今計画は期待を呼んでいるが、エコロジストの中には、火山の電力ではビットコインマイニングの需要を満たせない可能性があるとして、今提案に対する批判も受けている。地熱エネルギーは、大規模ビットコインマイニングの高エネルギー需要を支えるのに十分ではないかもしれないと主張する声も聞こえている。しかし、こうした懸念にもかかわらず、外国企業は同国の火山資源に興味を示している。

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