フォートナイトトークン開発者がEpicGames CEOの発言に反論
フォートナイト(Fortnite)トークンの発売に反応し、EpicGamesのティム・スウィーニー(Tim Sweeney)CEO(最高経営責任者)は、この資産は出版社のヒットバトルロワイヤルゲーム「Fortnite」に関連する公式の仮想通貨ではないと断定的に述べ、法的措置を取ると宣言したことに対し、異議を唱えている事が分かった。
NEXTMONEYの特集記事「Epic Game CEO:Fortniteに仮想通貨はありません」で報じたように、スウィーニーCEOは、フォートナイトトークン(FNT)について、フォートナイトロゴを使用しているが、同社とは一切関係がなく、詐欺だと発言している。FNTは2021年10月に発売され、世界的人気ゲームのフォートナイト公式トークンとされており、平均ユーザーベースは300万人に達していた。
There isn't a Fortnite cryptocurrency. The Twitter accounts promoting such a thing are a scam. Epic's lawyers are on it. Also, shame on the cryptocurrency marketplaces that enable this kind of thing.
— Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic) June 6, 2022
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同CEOはツイッター声明の中で、「無関係な製品を販売する許可なしにフォートナイトの名前と画像を使用することはできません」と断言した。
フォートナイトトークンは、Epic Games社からの苦情を受、Telegramから削除され、そ以降、同CEOは、同社法務チームがトークンの作成者に対する訴訟に取り組んでいると述べている。
FNT開発チームによるスウィーニーCEOへの反論
フォートナイトトークンの開発チームは、FNTは詐欺仮想通貨プロジェクトではないと主張し、スウィーニーCEOのコメントに反応している。
同開発チームは、公式フォートナイトトークンTwitterハンドルを介して反論。FNTは「フェアローンチ、コミュニティ主導、フォートナイトゲームファンが作成した仮想通貨プロジェクトであり、背後に所有者や会社の構造が指定されていない」ことを改めて強調した。
「イカゲームコイン価格が99.99%急落:開発者は250万ドル持ち逃げ」でも報じた、騒動によって何千人もの投資家に清算させたイカゲームコイン(Squid Game/SQUID)トークンラグプル事件以降、詐欺プロジェクトについて深刻な懸念が高まっているもは間違いない。ただし、今回のフォートナイトトークン(FNT)騒動は、今後も引き続きそうだ。