トランプメディア、ユーティリティトークン構想を正式発表

トランプメディアが導入を計画しているユーティリティトークンとデジタルウォレットのイメージイラスト

Truth+に導入、全サービス連携の第一歩

米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が率いるTMTG(Trump Media Technology Group)は、Truth+のサブスクリプション支払いに対応するユーティリティトークンとデジタルウォレットの導入を計画している。

日本語訳:
トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループがhttp://Truth.Fiを立ち上げ、「アメリカ第一主義」の投資家向けの金融プラットフォームを構築するため最大2億5,000万ドルを投じると約束。

2025年の年次総会を前に発表された株主向け書簡でこの方針が示されており、将来的にはTMTGの各種サービス全体での活用も視野に入れている。

新たなトークンとウォレットはTruth+とSNSプラットフォームTruth Socialに統合される計画で、報酬プログラムや収益化手段としての役割も想定されている。

トークン導入の概要と機能

TMTGが発行を計画しているユーティリティトークンは、Truth+のサブスクリプション支払い手段として機能する予定だ。

加えて、専用のデジタルウォレットと連携する形でTruth Socialへの統合も検討されており、ユーザーの利便性とエンゲージメント向上につながることが期待されている。このトークン構想は、サブスクリプション収益の補強に加えて、プラットフォーム全体の収益構造を拡張する試みとされている。今後、TMTGが展開する各種サービスにおいて、報酬や決済用途としての導入が検討されている段階だ。

サービス拡張と金融展開による多角化戦略

TMTGは、Truth+のサービス拡張とともに、金融分野への進出にも意欲を見せており、カナダおよびメキシコへの地域展開を計画中だ。

広告配信やプレミアムコンテンツの導入による収益基盤の強化も検討されている。Truth Socialでは、Truth+メンバー向けに認証バッジや投稿編集機能、スケジューリング、文字数拡張、長尺動画のアップロードといったプレミアム機能の実装が予定されている。

TMTGは、金融サービス部門「Truth.Fi」を通じて、アメリカ第一主義に基づく個別管理アカウントやETFの提供を視野に入れており、Index Technologies GroupCrypto.comなどとの提携も明らかにしている。これらの取り組みを後押しする形で、同社は7億7,700万ドル(約1,110億円)の現金準備金のうち最大2億5,000万ドル(約357億円)をビットコインおよび仮想通貨関連証券への投資に充てる可能性を示している。

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム