ロビンフッドが10月にβ版仮想通貨ウォレットをリリース:2022年発売へ

Robinhoodが仮想通貨ウォレットをリリース

2021年10月から、株取引アプリを手がける米国企業のRobinhood(ロビンフッド)がベータテスト用の新しい仮想通貨ウォレットをリリースする事を9月22日(水曜日)に発表した。

10月から、ユーザーは自分の仮想通貨をRobinhoodの新しい仮想通貨ウォレットに無料で転送できるようになる。Robinhoodクリプトのクリスティン・ブラウン(Christine Brown)COO(最高執行責任者)が水曜日、ニューヨークで現在開催されているブロックチェーン分析サイトを手掛けるMessari(メサーリ)のメインネット2021カンファレンスで発表。

日本語訳)
あなたが見たいと思う製品機能はなぜウォレットですか?

今週初め、ロビンフッドのツイッターアカウントは、プラットフォームに仮想通貨ウォレットが来る可能性を示唆していたが、具体的な詳細は確認されていなかった。ブラウンCOOがメインネットのステージでニュースを発表して以降、同社は新しい仮想通貨ウォレットがどのように機能するかを概説した公式ブログを公開している。

Robinhood初のアプリからウォレットへの転送

同社の顧客はしばらくの間、ブローカーを介してビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ドージコイン(Dogecoin/DOGE)などの仮想通貨を購入できるが、アプリから自分のウォレットに資産を転送できるのはこれが初めてだ。

同社の新しいモバイルウォレットアプリは保管され、ユーザーはウォレットの鍵を保持しないため、資金を完全に管理することはできまない。ただし、新機能により、Robinhoodアカウントとの間で仮想通貨を送受信できるようになり、「キーではなく、コインではない」という精神を持つユーザーは、資金を自分の管理対象外のウォレットに移動できる。

Robinhood顧客は順番待ちリストに参加してウォレットに早期アクセスできるようになり、ウォレットは10月に展開が開始されたうえで、2022年初頭にすべての人がアクセスできるようになる。

ユーザーが株式を簡単に売買できるロビンフッドの仲介アプリは2013年にリリースされ、2018年に仮想通貨取引サービスの提供を開始した。現在、同社の収益の41%は仮想通貨取引からのものであり、顧客の60%以上が取引している。また、ウォレットとは別に、同社は最近、ユーザーが1ドルからの増分で毎日または毎月定期的に仮想通貨を自動的に購入できる新しいドルコスト平均法(DCA)機能を開始したばかりで、仮想通貨ユーザーにとっても使いやすさが広がるだけに、今回のウォレットリリースは期待されている。