ファイルコインのストレージ容量が2.5EiBへ成長
Web3.0で高い注目を集めるブロックチェーンプロジェクトのファイルコインネットワーク(Filecoin network)は成長を続け、現在のストレージ容量は、ウィキペディアの数千コピーとインターネットアーカイブの数十コピーに相当することが分かった。
ファイルコインネットワークは合計2.5EiB(エクサビバイト)の容量に達しており、EiBを分かりやすく表現すると、25億GB(ギガバイト)のデータ量だ。リリースによると、この容量は7億2500万本の1080p(※1)映画、11,250部のウィキペディア、47部のインターネットアーカイブを保存するのに十分な量であり、かなりの膨大なデータ量である事が分かる。
注目されるストレージ容量
Filecoinは分散型ストレージネットワークであり、世界中の何千ものコンピューターがデータを保存するために支払いを受けることができる。また、ネットワークが分散化されていることから、データは1カ所には保持されていない。そのため、データが失われたり破損したりするリスクが大幅に軽減される。ファイルコインのコリン・エヴラン(Colin Evran)エコシステムリーダーは次のように述べている。
オープンで分散型のインターネットの重要性はかつてないほど高まっています。2.5EiBのストレージ容量に到達することは、ファイルコインとより広範なWeb3.0の動きにとって極めて重要な瞬間です。企業の管理下にない、より効率的で安全なWebを作成するというWeb 3.0の追求が実を結びつつあります。
NEXTMONEYの特集記事「ファイルコイン、ストレージがNetflixを超える「1エクサバイト」に到達」でも報じているが、Twitterの0.0043EiBやGoogleの10EiBどと並んで比較されている。この2社と比較してもファイルコインがTwitter社より大容量のストレージ容量であることが分かるだろう。Filecoinは、世界中のどこからでもインターネットにアクセスするために設計されたプロトコルで、IPFSでのデータの保存を奨励する方法も提供している。