カルダノは第3四半期で高成長を記録
カルダノ(Cardano/ADA)は第3四半期で目覚ましい成果を上げ、TVL が急上昇した事が分かった。
仮想通貨関連の分析を手掛けるメッサリ(Messari)の最新レポートによると、ADAは第3四半期に目覚ましい成長傾向を示した。同レポートによると、プロトコルのステーブルコインの価値は前四半期比(QoQ)で16%、YTD(Year to Date、※年初来からの決算数値の累計)では461%急騰している。同レポートは、ステーブルコインのラリーは、当初インディゴプロトコル(Indigo Protocol/iUSD)によって引き起こされたが、ワンチェーン(Wanchain/WAN)のようなプロトコルがテザー(Tether/USDT)とUSDコイン(USDCoin/USDC)のブリッジバージョンをデビューさせたことを示した。
第3四半期の目覚ましい急上昇も記録
ステーブルコインに加えて、カルダノは分散型金融(DeFi)のTVL(プロトコルに預けられた仮想通貨の価値)の第3四半期の目覚ましい急上昇も記録している。
この指標は前四半期比198%増加しており、TVLは以前の34位から15位に急上昇し、今年(2023年)最も野心的な成長を示した1つとなった。カルダノの成長メトリクスは、その四半期の1日あたりの平均アクティブアドレスが41,137に固定され、記録された1日あたりの平均トランザクションが60,356 に固定され、さらに増幅されている。1日の平均DAppトランザクションや1日の平均NFT取引量などの他の重要な指標も、それぞれ49,388と60万ドル(約9,000万円)を記録した。
第3四半期にカルダノが成長した1つは、そのエコシステム活動にあり、プロジェクトカタリストファンド10は、5,000万ADAの予備プールから資金提供された合計192のプロジェクトで完了。さらに、Mithril はこの四半期に稼働し、Input Output Global が毎週リリースするパフォーマンスアップデートに従って目覚ましいアップグレードを受けている。
カルダノ価格の見通し
メッサリのレポートは、第3四半期のカルダノの価格動向にも焦点を当てている。
レポートごとのADAの平均価格は0.25ドルに固定されており、第2四半期に記録された0.28ドルから下落しており、流通時価総額も9.6%増の87億ドル(約1.3兆円)となった。メッサリが発表したばかりの統計と、カルダノエコシステムにおける継続的な開発努力により、市場はこれらのファンダメンタルズを織り込む可能性があり、短期から中期的にはADAの価格が0.4ドルまで回復する可能性があり、達成されれば、これはADAの4月以来の最高価格水準となる。