Evolveが2番目のカナダのビットコインETFを獲得
OSC（カナダ・オンタリオ証券委員会）は、規制当局が同様の商品を承認した数日後、ビットコイン上場投資信託（ETF）を承認したことが明らかになった。
2月16日付けの領収書には、目論見書に対する、Evolve Bitcoin ETFの最終承認が付与され、トロント証券取引所（TSX）への上場が承認されている。上場後にEvolve ETFは、2020年4月に最初に上場したクローズドエンド型ファンドである、ビットコインファンドを含む他のビットコイン商品と一緒に取引される。また、Evolveは、最初に承認されたビットコインETFと同様の方法で承認され、カストディアンとしてCidelとGeminiを利用し、TSXで取引するための条件付きでの承認されている。
ETFには、カナダ建てのユニットのEBITと米国建てのユニットのEBIT.Uの2つのティッカーシンボルがあり、EBITは、ビットコインの価格変動に対するヘッジされていないエクスポージャーをカナダドルで提供する。Evolve Funds Group Incの責任者は次のようにコメントしている。
EvolveFundの投資目的は、作成および償還プロセスのメリットを活用することで、追跡エラーを最小限に抑えながら、ビットコインの米ドル価格の毎日の価格変動にさらされるユニットの保有者を提供することです。
この目標を達成するために、Evolve FundsはGemini NuSTARLLCおよびその他のプラットフォームを通じて、購入したビットコインの長期保有に投資する方向とのこと。さらに、CFBenchmarksのCEO（最高経営責任者）であるスイ・チュン（Sui Chung）氏は次のように語った。
Evolve ETFは投資家に対して、ビットコインの所有権を与える既存のブローカーやアドバイザーを通じて、利用できるわかりやすい製品を提供するでしょう。
米国はまだビットコインETFに否定的だが、オンタリオ州からの最近の動きを、州側の承認が間近に迫っている可能性があることの兆候だとみられる。一方、今回ビットコインETFを承認敷いたカナダでは、NEXTMONEYの特集記事「元カナダ首相がビットコインに言及｜BTCを可能な準備通貨に指定」で報じているように、元カナダ首相のスティーブン・ハーパー（Stephen Harper）氏が、BTCが米ドルに代わる予備バスケットの一部になる可能性があると言及するなど、ビットコインETFに前向きな姿勢を見せている。
