ビットコイン修正で、約1700億ドルが仮想通貨市場から消失

ビットコインの大幅下落

仮想通貨の時価総額が1月10日(日曜日)の1.1兆ドルから9400億ドルに達したため、ビットコインは34,000ドルを下回った。

CoinMarketCapより画像引用

2月11日17時のビットコイン価格は、CoinMarketCapの調べによると、1BTC=3,686,207.48、前日同時刻比13.78%の下落、1週間で9.39%の値上りとなった。時価総額も前日の時価総額、約114兆円から約68兆5,142億円にまで大幅に下がった。今回下降パフォーマンスでは、わずか24時間で8,000ドル幅を超える下降を記録している。

この動きは機関投資家らによる利益獲得のための売りが増えたものとみられており、先週、42,000ドルをわずかに下回る過去最高記録を更新。他の仮想通貨もつられる様に上昇していたが、一斉に下落した形だ。ただし、中期的な動向を見てみると、過去12カ月比で340%を超える上昇を維持している。

さらに、潜在的な安全資産でありインフレヘッジ“デジタルゴールド”として例えられているビットコイン。NEXTMONEYの特集記事「JPモルガン、ビットコインを14万6,000ドルと予想」でも報じた様に、JPモルガンはビットコインが“代替”通貨として金と競合するため、長期的には146,000ドルに達する可能性があると述べている。ただし、投資銀行のストラテジスト(※仮想通貨投資戦略家)は、激しいボラティリティで知られるビットコインの価格変動を、大幅に軽減する必要があると指摘している。

アルトコインも下落傾向

時価総額2番目に大きい仮想通貨であるイーサリアム(Etjereum/ETH)は、仮想通貨が重要な1,100ドルの価格レベルを失ったため、昨日から18%以上減少している。

CoinMarketCapより画像引用

イーサリアムの1月11日18時の価格は、本日午前4時台と比較し、やや持ち直したものの、1ETH=114,000前後で推移しており、前日同時刻比17.63%の下落、1週間で2.77%の上昇に留まった。

CoinMarketCapより画像引用

現在時価総額ランキング4位に再浮上したXRPは、1月11日18時の時点で1XRP=29円前後で取引されており、前日同時刻比で17.50%の下落、1週間で19.80%の上昇にとどまり、時価総額も1兆3,700億円に留まっている。

上昇トレンドからの修正

仮想通貨市場は2021年の初めから上昇し続けており、全体的な時価総額は過去10日間で大きな価値を獲得している。

さまざまなメディアや著名アナリストが1月に大幅修正を予測していたが、イーサリアムやビットコインのような主要仮想通貨資産を除き、ライトコイン(Litecoin/LTC)20.44%、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)21.05%、カルダノ(Cardano/ADA)18%、ポルカドット(Polkadot/DOT)16.85%、チェーンリンク(Chainlink/LINK)17.50%などはすべて二桁下落している。

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