Binanceのビットコイン販売力が最近弱まりつつある

Binanceは最近、負のビットコインネットフローを観察

大手仮想通貨取引所Binanceで流出が急増し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の販売力が弱まり始めている事がわかった。

世界の主要仮想通貨取引所の資金流入・流出などオンチェーンデータを提供するCryptoQuantの投稿でアナリストが指摘したように、取引量で世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceは、最近ビットコイン売却量が減少している。

ネットフロー(※IPトラフィック情報収集ネットワーク・プロトコル)は、取引所のウォレットに出入りするビットコインの正味金額を示すインジケーターですあり、このメトリクスの値は、問題の取引所の流入と流出の差を単純にとることによって計算される。ネットフローが正の値にある場合、流入が現在流出を支配していることを意味する。つまり、保有者は通常、販売目的で取引所に仮想通貨を預けるため、このような傾向はビットコイン価格にとって弱気の可能性が高い。

一方、指標の正の値は、投資家が現在コインを取り出していることを意味し、この傾向は、蓄積兆候の可能性があるため、仮想通貨価格に対して強気になる可能性があり、以下がBinanceのビットコインネットフローの傾向を示すチャートである。

CryptoQuant「LBinance selling is weakening(日本語訳:バイナンス売りは弱まっている)」より画像引用

このグラフからわかるように、Binanceのビットコインネットフローは、過去最高の売り切りの間、プラスで、ウォレットに預けられていたため、この期間、同取引所の準備金は自然に増加に転じている。この間、すべての取引所の準備金は実際に減少しており、売りの多くがBinanceのような取引所でのみ発生していたことを示している。ただし、ここ数週間で、Binanceのビットコインネットフローは再びマイナスに転じ、その準備金はわずかに減少している。これは、取引所でダンピングが弱まっていることを示唆しており、前回このようなトレンドが形成されたのは2021年7月で、その後、現在のATHに値を付けるブルラリーが始まっている。

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