JPモルガンがビットコインの将来価格を予想
大手メディアのBloombergが報じた内容によると、米国最大の銀行として知られるJPモルガン(JPMorgan Chase & Co.)社が、ビットコイン(Bitcoin/BTC)は投資フローを求めて金と競合すると予想。さらに、長期的に大幅な利益を得る可能性があると予測していることが分かった。
ニコラス・パニギルゾグロウ(Nikolaos Panigirtzoglou)氏が率いるストラテジスト(投資戦略専門家)は、ビットコインの時価総額約約60兆円は、上場投資信託または金への民間部門の総投資額と一致するように、4.6倍に上昇するとみていることが顧客へのメモで分かった。同メモには、「代替」通貨としての金のクラウディングアウト(押し出し)は、長期的にビットコインに大きなメリットがあることを意味するとストラテジストがメモに書いていたとBloombergは報じている。
ただし、ビットコインと金の間のボラティリティの収束がすぐに発生する可能性は低く、複数年を要するとみられており、146,000ドルを超える理論上のビットコイン価格目標を長期目標と見なす必要があることを意味する。
金に対するビットコインの優位性が高まる
CoinMarketCapより画像引用
NEXTMONEYの1月4日の特集記事「ビットコイン、ジェネシスブロック誕生から12年」でも報じた様に、CoinMarketCapの調べによると、ビットコインは1月4日(月曜日)3,249,000台を記録した後、3,068,000円台にまで大幅に下落している。
興味深いのは、最近のビットコインの価格上昇によって金に対する仮想通貨の優位性がさらに拡大している点である。最近のブルームバーグのレポートによると、BTC対金は過去最高の2017年を超え、過去最高を記録している。
BNN Bloombergより画像引用
上記の画像は、ビットコイン対金の比率が初めて20レベルに達したことを示している。
金に対するビットコインの優位性は、2020年に4倍になり、2020年の終わりまでに、各ビットコインは5オンスの金の価値があったが、現在は20オンス近くの金の価値がある。
#bitcoin priced in gold (no USD, no QE) .. the trend continues🚀 pic.twitter.com/bKEYrRJHIU
— PlanB (@100trillionUSD) January 3, 2021
ビットコイン支持者で、ストックツーフローモデルPlanBの作成者は、BTCの優位性が過去10年間にわたってどのように成長し続け、さらにどのように継続できるかを示した。PlanBによると、各BTCは2025年までに約1000オンスの金の価値があるとのことだ。