CMEが世界最大のビットコイン先物市場に
アメリカのシカゴにある商品先物取引所およびび金融先物取引所のCME(シカゴマーカンタイル取引所)が、OKEx(オーケーイーエックス)を抜いて、世界最大のビットコイン先物市場に躍り出たことが分かった。
CMEのBTC先物の数値は、ビットコインへの組織関与を測定する指標に最も近いものと見なされている。新たな記録は、Skew Analyticsの数字を引用して、仮想通貨調査および分析を手掛けているArcaneResearch(アーケイン・リサーチ)社が11月27日付のツイートで発信した事によって明らかになった。
According to data from @skewdotcom, CME is now the largest futures market for #bitcoin!
Institutional investors are here🏦💰 pic.twitter.com/6GgQdrMw12
— Arcane Research (@ArcaneResearch) November 27, 2020
「米CME、ビットコインのオプション取引を開始」で紹介したように、CMEは今年1月13日にビットコイン先物をローンチしている。それ以降、CMEのビットコイン先物取引は順調に取引量を増やし、CMEのビットコイン先物が、史上最高を記録。6月中旬にはわずか1カ月で10倍に増加したことをNEXTMONEYでも報じている。
これは、機関投資の強い流入の可能性を示しており、CMEがOKExを最大の消費者向けビットコイン先物プラットフォームとして利用したことを意味してていると言っても過言ではない。
建玉は、まだ決済されていない未決済の先物契約の総数を測定しているが、これによって資産の市場人気を正確に把握できる。最新のデータによると、CMEビットコイン先物は合計11.6億ドルに達し、10億7000万ドルの建玉先物を持つOKExを上回っている。
Arcaneは、これが大規模で長期的なビットコイン投資への待望の機関投資の証拠であると信じており、CMEの2020年11月の先物契約BTCX20は、11月27日に失効し、本日11月30日に決済が予定されている。満期は、ビットコインが11月29日に18,000ドルを超えて取引を終える前に、16,600ドルまで下落したという重大な売却と一致しているのも注目似値するだろう。
オンチェーンアナリストのウィリー・ウー(Willy Woo)氏が、“内部採用”と呼んだものに牽引され、ビットコインが株式市場から切り離されると予測していたことが海外メディアによって報じられているが、これはヘッジポジションではなく、長期保有者であることを示していた。