2021年末のビットコインを318,000ドル予想=シティバンクレポート

2021年末のビットコインを318,000ドル予想=シティバンクレポート

米金融大手シティバンク(Citibank)のマネージングディレクターであるトーマス・フィッツパトリック(Thomas Fitzpatrick)氏は、ビットコイン価格が2021年に、318,000ドルを超える可能性があることを機関投資家向けのレポートで予想した。

Citibankより画像引用

フィッツパトリック氏は、ビットコインについてテクニカル分析(過去の例、類似点、データを使用した将来の資産価格の予測)を使用して、過去7年間の同様の軌跡を辿った場合、ビットコイン価格は318,000ドルを超えるとの結論を出した。さらにチャート画像とともに、以下のように過去7年間の値動きを説明している。

過去7年間で価格行動ははるかに対称的であり、非常に明確に定義されたチャネルのように見え、前回のラリー(2017年)と同様の価格の上昇をもたらしました。

ビットコインは長年の間、「デジタルゴールド」であるとの呼び声があったが、これまでのところボラティリティが極端に高いことなどもあり、単に送金通貨として扱われてきた。しかし、フィッツパトリック氏によれば、そのような背景はまさに、最終的に長期トレンドを維持するために、資産を刺激することになるとの見解を述べている。

ゴールドと類似した資産価値

またフィッツパトリック氏は、318,000ドルの価格予想については、単にテクニカル分析のみに基づいているわけではなく、ビットコインを「新しいゴールド(金)」と呼び、昨今の不安定なマクロ経済情勢は、歴史上最大の不況の1つである2008年と同様に、新しい金融構造のためのスペースを作り出していると説明した。

フィッツパトリック氏の見解では、新型コロナウイルスによる危機は1970年代の金と同様の市場環境をビットコインに作り出しているとのことだ。つまり、1970年代の大恐慌が起きた時と同様に、ドルのインフレがビットコインの需要を押し上げ、大幅な価格上昇につながるとのことである。

その一方で、ビットコインが今後さらなる規制上の制約を受ける可能性も指摘しており、中国のデジタル人民元など、国が支援するデジタル通貨の台頭は、ビットコインの台頭をサポートする可能性のある金融体制の変化であるとも述べている。

フィッツパトリック氏の価格予想については少々楽観的すぎるとの意見もあるが、現在の世界情勢やドルのインフレ率などを考慮するとビットコインの価格上昇の期待は高いと考えられる。