ビットコイン、2017年以来の18,000ドルを突破|今年だけで267%上昇

ビットコイン、2017年以来の18,000ドルを突破|今年だけで267%上昇

ビットコイン(bitcoin/BTC)価格は、2017年12月以来となる18,000ドルに到達し、2020年の最高値を更新し続けている。BTC価格の上昇は急激なもので、先日だけで価格は50%以上上昇しており、今年最安値である約4,900ドルから驚異の267%の上昇率を記録している。

TradingViewより画像引用

ビットコイン価格の急激な上昇に伴い、ビットコイン時価総額は現在、3440億ドルを超えビットコイン価格の市場最高値を更新するため、時価総額が過去最高を更新している。過去24時間のBTC価格の上昇率は9%で、執筆時点で確認できる最高値は18,476ドル(約190万円)を超えている。

Nexoの共同創設者アントニ・トレンチェフ氏は、一連のビットコイン価格の上昇について、PayPalやMicroStrategy、Squareなどの大手企業のビットコイン採用および、購入が要因として関係していると説明している。

MicroStrategyやSquareのような機関投資家、PayPalが積極的にクリプトをシリングしていること、5月にビットコインが半減したことなど、最近のいくつかの出来事が影響を与えていることは間違いありません。

またビットコイン価格の上昇により、マイケル・セイラー氏率いるナスダック上々企業MicroStrategyのBTC保有額で大幅な利益を獲得している状況だ。11月4日時点のMicroStrategyが保有するビットコインは約5億ドルに相当し、その増加率は21%増になる。

ビットコイン価格の急激な上昇の背景には、大手企業の市場参入はもちろん、一般投資家のBTC需要の増加も一つの要因である。仮想通貨アナリストWill Woo氏は17日、仮想通貨・ブロックチェーン分析企業Glassnodeのデータを引用し、取引所での1時間ごとのビットコイン購入額が、マイナーの販売額の20倍近くなっていることを報告している。

これは先月の取引所の純購入者が、この期間中にマイナーの売りを圧倒していることを示しており、BTC価格は先月だけで約50%以上上昇している状況だ。

また購入者も増加する中、機関投資家のビットコイン保有も加熱しており、想通貨投資信託を提供する米運用会社Grayscale(グレースケール)は先週、15,114BTC(2億4,100万ドル)を新たに購入し、所有するビットコイン総数が、506,000BTC(81億ドル)に達したことを明らかにしている。

現時点でグレイスケールのビットコイン合計保有額は、100億ドルを超えており、上場企業に関連した保有ビットコイン総額814,359BTCの62%、ビットコインの時価総額全体の2.29%を占めていることが分かっている。

グレイスケール、追加で15,114BTC(約250億円)を購入

2020.11.16

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