ドナルド・トランプの限定版ビットコインスニーカーが数時間で完売

ドナルド・トランプの限定版ビットコインスニーカーが数時間で完売

米国の前大統領で、現大統領候補者のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は、テネシー州ナッシュビルで開催されたビットコイン2024会議でのスピーチの後、ビットコイン(Bitcoin/BTC)をテーマにしたスニーカー・ラインを発表したことが明らかになった。

日本語訳:
土曜日にテネシー州ナッシュビルで行われたビットコイン カンファレンスで講演しました。最高でした! 今すぐビットコイン スニーカーを手に入れましょう。これらは限定版で、それぞれに番号が付けられており、ビットコインまたはお気に入りの仮想通貨でお支払いいただけます。お楽しみください。なくなる前にアクセスしてください!

「Bitcoin Orange(ビットコイン・オレンジ)」と名付けられたこのスニーカーは、499ドル(約75,000円)のハイトップで、1,000足しか用意されておらず、わずか3時間で完売。一足一足にシリアルナンバーが振られ、幸運な5人の購入者にはサイン入りの一足がプレゼントされる特典付きで、色違いを希望する人には、299ドル(約44,500円)のブラックが1,000足用意されている。なお、すべてのスニーカーは2024年9月から11月の間に出荷される予定とのこと。

トランプ氏の野望は米国をビットコイン大国にする事

トランプ氏は、ビットコインやその他の仮想通貨を使ってこのスニーカーを購入するよう人々に勧めており、これは、彼が今回の選挙サイクルで仮想通貨ムーブメントを広く受け入れていることと関連している。

カンファレンスで同氏は、アメリカの仮想通貨政策の将来について大きな約束をしており、戦略的ビットコイン準備金の創設と、再選された場合の政府保有ビットコインの売却停止について語っている。Bitcoin Magazineのデビッド・ベイリー(David Bailey)氏によると、トランプ氏はこのイベントで2,500万ドル(約37.35億円)を集めたとみられ、この会議では注目度の高い資金調達イベントも行われ、チケット価格は最高で844,600ドル(約1.26億円)に達したとのことだ。

というのもトランプ氏は、米国を世界の仮想通貨の首都、ビットコイン大国にしたいと考えており、自分のリーダーシップの下で、CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)は存在しないと述べ、人々が自分の財政をコントロールすることの重要性を強調した。また同氏は、大統領仮想通貨諮問(しもん)委員会の設立を発表。会議出席者に参加を呼びかけており、将来のビットコインのマイニングと生産は米国内で行われるべきであり、それによって国内の雇用が促進され、産業が米国内で繁栄し続けることができると指摘している。

現政権を批判し、仮想通貨技術会心のハブにすると約束するトランプ氏

一方でトランプ氏は、現政権を非難し、規制環境がビットコインの雇用とビジネスを国外に追いやっていると批判。彼はこれらの雇用を保護し、アメリカを仮想通貨技術革新のハブにすると約束している。

実際、トランプ氏は今回の選挙で仮想通貨を受け入れ、大統領に当選した際には、SEC https://www.sec.gov/ (米国証券取引委員会)のゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長を解任するという米国の仮想通貨政策を変革する計画の概要を明らかにした。さらにトランプ氏は、シルクロードの創始者であるロス・ウルブリヒト氏の物議を醸す話題にも触れ、ウルブリヒト氏の刑を減刑することを改めて約束しているとのこと。トランプ氏は演説を通じて、ビットコインの将来を経済的繁栄に結びつけ、アメリカ経済の繁栄の重要な要素であると強調したとのことだ。