ビットコイン購入が臨界量に到達|仮想通貨取引所に緊張が走る

ビットコインが臨界量に到達

大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)、Binance(バイナンス)、Kraken(クラーケン)、Gemini(ジェミニ)で、ビットコイン(Bitcoin/BTC)が40,000ドルに達した先週、取引量も臨界量に到達。その影響を受け、各取引所はすべて技術的な問題を経験したことが分かった。

CoinMarketCapより画像引用

NEXTMONEYの特集記事「ビットコイン(BTC)、4万ドル到達」でも報じているが、CoinMarketCapの調べによると、1月8日17時時点のビットコイン価格は、1BTC=4,031,000前後で取引されており、時価総額75兆円に迫る勢いだ。また、7日木曜との24時間比4.10%、1週間で33.36%の値上り率をはじき出した。

世界トップクラスの仮想通貨取引所であるCoinbase、Binance、Kraken、Geminiの4取引所はのうち、Coinbaseが最も大きな打撃を受けており、ウエブサイトがダウンしたかチェックが可能なisitdownrightnow.comのサイトには、現在、サービスにアクセスできないというユーザーからのコメントが殺到している。

同取引所では、40,000ドルを越えて以降、ダウンしており、新記録の波に乗り遅れたユーザーらがTwitterでつぶやいたことで、一時的にトレンド入りしていた。なお、他にもダウンしているのは、ビットコインネットワークのデータを提供しているbitcoincharts、Bitstamp、CoinMarketCapなどが名前を連ねている

Binanceの(Changpeng Zhao)CEO(最高経営責任者)は、ビットコインATH (※史上最高)にはATH負荷が伴うと述べ、次の様にツイートした。

システムで小さなWebSocketの問題が発生。チームがそれに取り組んでいます。

現時点でBinanceがすでに問題を解決したかどうかについてはコメントされていない。

ただし、同じように打撃を受けた仮想通貨取引所の一つであるKrakenは、クラーケンの インシデントレポートページで、すでに解決されており、修正が実装され、現時点ではすでに結果を監視している状況であると報告されている。

また、Geminiは7日11時頃から打撃を受けていることが記載されており、原因を調査開始された後、サポートページで、1月7日20時の時点でメンテナンスが完了し、「全てのシステムが稼働しています」と報告されている。

ビットコイン(BTC)、4万ドル到達

2021.01.08