Bakktビットコイン先物、日次取引量「4,443BTC」を突破
Bakktのビットコイン先物の取引量が、4,443BTCを更新した。Bakktの公式ツイッターから明らかとなった。4,443BTCは、現在価格に換算すると約35億円となる。22日にマークしたこれまでの過去最高の取引量からは、約62%の大幅上昇となっている。
Two months after their debut, Bakkt Bitcoin Futures reached a record high of 4,443 contracts traded today – up over 60% from our last record-setting day
We look forward to building on this momentum as we approach the launch of the Bakkt Bitcoin Options contracts on Dec 9th
— Bakkt (@Bakkt) November 27, 2019
Bakktでは、来月9日からオプション取引も提供される予定だ。公式アカウントのツイートには、過去最高を更新したことに加えて、「9日からのオプション取引に勢いがつくことを楽しみにしている」と述べている。
現在、ビットコインの先物はCMEでも提供されている。CMEでは現金決済の方式を取っているが、Bakktのビットコイン先物は、現物受け渡しの方式を取っており、決済方式が異なっている。9月のサービス開始時には、取引量がほとんど伸びず失望に終わったBakktだったが、今後の躍進が期待される。
10月25日の急騰前にもBakkt取引高が増加
10月25日に約7,500ドルから約10,500ドルまで、3,000ドル近い上昇を見せたビットコイン。この時にも、Bakktのビットコイン取引量は急激に増加した。7,500ドルは長期エリオットの調整着地点でもあったが、底値をついたタイミングでは大口投資家が買いに入る傾向が見て取れる。今回も、前回の底値から1,000ドル下回る約6,500ドルまで下落したが、再び大口投資家の買いが入ったことで約7,500ドルまで1,000ドル幅の上昇が発生している。
ただ、全体的に下落傾向にあることは否めない。上位のアルトコインも軒並み下落しており、ここから上昇トレンドに転換するには、相当の売り圧力を超える必要がある。アナリストの中には5,000ドル代までの下落を指摘する意見も出ており、当面の間は突発的な暴落に注意する必要があるだろう。また、底値付近でのショートも、大口投資家の買いに巻き込まれて焼かれる可能性があるため、おすすめしない。
CMEの先物期日にも要警戒
加えて、CMEの先物期日にも注意しておきたい。アーケイン・リサーチのレポートでは、2018年1月から2019年8月において、CMEの先物期日20回のうち15回で価格の下落が確認されている。アーケインのレポートでは、機関投資家が価格を容易に操作できる市場構造が、ビットコインにはあると指摘されており、今後も先物期日には急激な価格変動が起こる可能性がある。今月は11月29日が期日となる。