BlockOne共同創設者が辞任=EOS25%暴落

BlockOneCTO兼共同創設者ダニエル・ラリマー氏辞任

シリアルブロックチェーンの起業家で、Block.oneのCTO(最高技術責任者)兼共同創設者ダニエル・ラリマー(Dan Larimer)氏が、辞任したことが発表された。

ラリマー氏は、ブログの中で、「すべての人の生命、自由、財産、正義を確保するための自由市場、自主的解決策を生み出すという私の使命を継続させるため、2020年12月31日をもってblock.oneのCTOを辞任した事を発表。ブログの中で同氏は「悲しいかな、すべての良いことは終わらせなければなりません。」と述べている。同氏の辞任に伴い、Block.oneのブレンダン・ブルメル(Brendan Blumer)CEO(最高経営責任者)は次の様にコメントしている。

ダンがこれまでに貢献してくれたことに感謝しているのは私だけではありません。彼が次に何をするかを楽しみにしています。

2017年4月からBlock.oneに在籍していたラリマー氏は、ブログの中で次の様に述べている。

次は何であるか正確にはわかりませんが、もっと構築することに傾倒していく。

ラリマー氏は、2013年にチャールス・ホスキンソン(Charles Hoskinson/イーサリアム共同創設者)と一緒にBitShares(ビットシェアーズ)を設立し、3年後の2016年にsteem(スチーム)を設立した。

ラリマー氏の辞任でEOSが最大25%の下落

辞任を発表する前日にラリマー氏は「ツイッターをボイコットしている」と主張した。彼は、「検閲が制御不能になり、私はもはやそのような腐敗した会社に権限を与えることができない」と語っていた。

同氏のこの発言は、おそらくドナルド・トランプ米大統領のアカウントを禁止するためのツイッターの最新の行動に言及しているとみられており、「Twitterフォロワーの半数以上が不正な選挙を支持している」と発言。他の多くのソーシャルメディアプラットフォームがTwitterに追随したことから、辞任の発表の際に、「人々が自分の自由を確保するために使用できるツールの作成に焦点を当てる」の発言に至ったと多くのメディアは報じている。ラリマー氏は、“言論の自由を守るための次のステップ”と語っていることから、次の動きは政治的なものになる可能性が高いと報じたメディアも。

CoinMarketCapより画像引用

Block.oneのEOSコインは、Larimerの辞任に反応し、CoinMarketCapの1月11日12時点の価格は1EOS=292円前後で推移しており、前日同時刻比24.52%、週間で6.21%の下落で、時価総額2754億6,000万円、時価総額ランキングも16位に下がっている。

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