中国大手マイニングCanaan社、ナスダックにIPO申請
中国の大手仮想通貨マイニング企業であるCanaan Creative(カナン)社は10月28日、米国証券取引委員会(SEC)に4億ドルの資金調達を申請し、ナスダックへの株式公開企業としてリストされていることが明らかになった。Canaan Creativeは、世界最大のマイニング企業Bitmain(ビットメイン )に次ぐ、世界第二位のASICメーカーとしてビットコインマイナーシェアは世界で約22%を獲得している。
この調達に成功すれば、BitmainやYibang Internationalと並んで中国の主要な仮想通貨マイニング企業の1つであるCanaanは、米国で上場された最初の中国ベースのマイニング企業になる予定だ。
SECファイリングによると、Canaanは2018年に3億9,400万ドルの収益を上げ、純利益は830万ドルだった。しかし、ビットコインマイニングマシンの設計者および製造業者は、2019年に合計4,580万ドルの損失を経験している。また、Canaanの最大のライバルであるBitmainは、3月に香港証券取引所にIPO上場申請していたが、マイニング事業そのものの安定性や持続性といった面での懸念がみられていることから香港証券では認可に失敗している。同社は引き続きアメリカでの認可に向けて、2019年6月に米国SECに上場申請をすでに行なっているとのことだ。
マイニング企業の活発化
Bitmainは、テキサス州ロックデールでビットコイン(BTC)のマイニングファームをオープンする予定であり、これは世界最大規模のマイニングファームになると見られている。
BitmainのロックデールリードプロジェクトマネージャーであるClinton Brown氏は、施設の立ち上げについて、Bitmainのグローバルな拡張計画のために安定的なエネルギー資源の確保はマイニング事業を支える上で必要不可欠であると述べた。