マイニング企業ビットメイン、IPO申請期間が有効切れに|しかし、将来的には再びIPOを申請する可能性も
世界最大の中華系仮想通貨マイニング企業BITMAIN(ビットメイン)は26日、申請しているIPO(新規上場)が、3月25日付けで6ヶ月の有効期限を経過したことが明らかとなった。この情報はビットメインから正式に発表されていないもののHKExのIPOリストにて情報が明らかとなっている。
しかし、この報道に続きビットメインは内部文書にて、「内部組織を再構築していく」という考えを示していることが中国メディアであるodailyの独自情報で明らかとなったのだ。同メディアが報道した組織編成などに関する内部文書によると、CEOにはWang Haichao氏が務め、会長には引き続き、Jank Group氏が務めという。
Wang Haichao氏がCEOに任命された理由には、2017年のサプライチェーンに大きな貢献をしたことが評価されているようだ。
またIPOについても「現在申請しているIPOは有効期限を経過するが、上場に関しては将来、適切な時期に再開される予定である。」と同メディアに対して答えたという。
ビットメインはIPOを正式に成功させることはできなかったが、マイニングに関する事業内容を着実に成長、進展している。今年の2月に同社は、BTCやBCHなどのマイニングのパフォーマンスや電力効率を向上させるため、新型のBM1397チップを発表している。
新型のBM1397チップは、30J/THという低いエネルギー消費量で提供され、今までの7nm(BM1391)と比較して28.6%も電力の消費を抑えることが可能になるという。
今後のマイニング事業にも注目すべきだが、IPOの行方にも大きな注目が集まりそうである。