米大手仮想通貨ファンド、133%の純利益を増加 =2019年に第3四半期
Mike Novogratz氏が保有する仮想通貨ファンドであるGalaxy Digitalは、2019年3四半期までの報告書を公開し、5840万ドルの純利益を獲得したことが明らかにした。この純利益は昨年同期から133%増加したことになる。
2019年の最初の9か月での全体的に利益を上げているにも関わらず、第3四半期の財務報告では6820万ドルの純損失を記録しており、これらの主な原因はGalaxyDigitalの3つのビジネスラインの1つである店頭取引であるとのこと。それでもトレーディング部門では第3四半期にオンボードされたカウンターパーティの合計が第2四半期より47%増加するなど良い面もあったようだ。
一方、Galaxyの資産管理部門には、2019年9月までに合計3億3,600万ドルの資産のうち3億2,500万ドルがEOSファンドのために投じているようだ。また、ファンドは第3四半期にはLoopland Group Holding、Versiart、Immutable、Predictive Pop、FinCo Servicesなどのいくつかのベンチャー投資を行っている。
Galaxy Digitalが見据える未来
Galaxy Digitalは50歳から80歳までをターゲットにしたビットコインファンドであり、これは米国のビットコイン投資家のうち、50歳以上が占める割合がわずか3%であるというデータに基づいたものであるようだ。Novogratz氏は同ファンドを立ち上げることにより、これまで金に投資していた人々を仮想通貨に引き付けたいという狙いがあったという。
同氏はビットコインに関しては強気派として知られており、今後もベンチャー部門などを含めて仮想通貨投資を拡大していくことが見込まれる。