分散型取引所(DEX)復活なるか|取引量増加で新記録樹立準備整う

DEX取引量が再び活発化している

分散型取引量が2021年1月に入り半月ほどで、550億ドル、約5兆7,000億円に達するペースで進んでいる。これは、2020年全体の総量の約半分に値している取引量である。

分散型取引所は2021年から好調な滑り出しで、大成功を収めていると言えそうだ。その理由として、トレーダーらはビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)の価格上昇を利用しており、これらを合わせるとこれまでの過去最高の取引量を上回る軌道に乗っている。

Dune Analyticsより画像引用

UniswapやCurveFinanceなどの分散型取引所は1月の現時点までに270億ドル、約2兆8,000万円相当以上の取引量を転送。仮想通貨データプロバイダーのDune Analyticsによると、2020年9月の290億ドル以来2番目に多い合計だ。1月はまだ2週間残っているが、分散型取引所は1カ月で550億ドルを超える取引量を処理し、2020年の総取引量の半分近くになると予想されている。

一度失った光が再び分散型取引所(DEX)に

ビットコインの最近の過去最高にスポットライトを失った後、分散型取引所が再び大流行しているようです。

分散型取引所は、イーサリアムなどのブロックチェーンネットワークでスマートコントラクトを使用し、トークンを取引所ウォレットに転送したり、IDを確認したりすることなく、ユーザーがデジタル資産間でスワップできる仕組みだ。DEXとしても知られる分散型取引所は、2020年に人気が爆発。2019年がわずか30億ドルであったのに対し、約1,200億ドルのトランザクションを処理した。

分散型取引所やその他のDeFiトレンドは、2020年の終わりに向かって停滞感を漂わせており、実際、10月と11月には取引量が急減少し、DEXに変わり、ビットコイン価格の上昇が市場の注目を集めた。

Dune Analyticsより画像引用

しかし、仮想通貨保有者にもたらされた利益の一部は、中央銀行を必要とせずにローンや預金利息などの金融サービスを提供する分散型金融エコシステムに戻り始めている。MakerDAO、Compound、Aaveなどの貸付サービスで未払いのローンは、2021年の初めから1億7500万ドル以上増加していることからもうかがえる。

2020年3月以降、最も人気のあるDEXなのがUniswapだ。先週のDEX総取引量の45%以上を占めており、DeFiにとって2021年は目が離せない状況だ。

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。