グレースケール、米国初ビットコインETFのローンチに向けて始動

グレースケールがビットコインETF向けの求人開始

最新求人情報から、Grayscale(グレースケール)はビットコインETF(ビットコイン上場投資信託)の立ち上げに向けて準備を進めている可能性が浮上した。

世界最大の仮想通貨管理会社であるグレースケリー社が、米国でETFを申請する寸前である可能性が高まった。

同社は3月10日付の公式Twitterで、最新の求人へのリンクを投稿。Twitterにリンクされた求人内容によると、ETFエキスパートには9つの募集職種があり、詳細は以下の通りだ。

・ETF認定参加者リレーションシップマネージャー
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国
・ETFコンプライアンスオフィサー
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国
・ETFクリエーション&リデンプションスペシャリスト
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国
・ETFファイナンスレポーティングマネージャー
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国
・ETFファイナンスサポートマネージャー
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国
・ETFマーケットメーカーリレーションシップマネージャー
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国
・ETF製品開発スペシャリスト
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国
・ETFセールスディレクター(東)
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国
・ETFセールスディレクター(西)
勤務地:スタンフォード、コネチカット、アメリカ合衆国

募集職種の中には、グレースケールの上場投資信託(ETF)製品およびビジネスについて、認定参加者との新規開発および既存の関係の維持を担当する認定ETFリレーションシップマネージャーが含まれており、拡張計画であることが記されている。さらに、ETFコンプライアンスオフィサーの募集もあり、グレイスケールのETFの策定と償還プロセスをサポートする責任を負う専門職種まで募集されていることが分かる。

ビットコインETFで北米に後れを取る米国

現在のところ、SEC(米国証券取引委員会)は仮想通貨ETFをまだ承認していない。2013年に最初のビットコインETF申請がウィンクルボス(Winklevoss)兄弟によって提出されたものの、新生を退ける判断をして以降、SEC’は複数のETF申請を拒否してきた。

しかし、SECがまだETF申請受理を決めかねている間に、NEXTMONEYの特集記事「オンタリオ州規制当局、Evolveを2番目のカナダのビットコインETFに承認」で報じたように、2月16日付の目論見書で、Evolve Bitcoin ETFの最終承認が付与されるなど、カナダの規制当局は過去2カ月ですでに3つのビットコインETFを承認しており、米国側は北米に後れを取っている。

オンタリオ州規制当局、Evolveを2番目のカナダのビットコインETFに承認

2021.02.17

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