2020年、仮想通貨取引所が大量閉鎖|その原因とは

仮想通貨取引所大量閉鎖の時代

2020年10月5日、主要仮想通貨比較サービスサイトであるCryptowisserが、仮想通貨取引所の大量閉鎖状況「Exchange Graveyard(仮想通貨墓地)」を発表した。

今月5日、Cryptowisserは、今年廃業した仮想通貨取引所や期限(登録)切れの取引所、そして崩壊(経営破たんや自主廃業など)した多くの仮想通貨取引所(主に集中型仮想通貨取引所)の一覧を表示し、廃業理由についても掲載。その多くが自主閉鎖と失踪で、不安定で競争の激しい仮想通貨取引業界についての洞察を提供している。昨年の統計開始から、すでに56%も廃業した仮想通貨取引所が増加しており、諦める気配はないとメディアが報じている。

一般的な暗号業界は目覚ましい成長を続けているものの、仮想通貨取引所業界は競争、飽和状態に陥っており、現時点では、永遠にも感じられる増加する規制に直面している。仮想通貨取引所は、自主廃業、ハッキング、詐欺、および政府による取引所の強制閉鎖のためは廃業をやむなく決断するケースが後を絶たない。

現在も取引所は詐欺やハッキングの脅威にさらされているほか、自主廃業および政府による強制閉鎖、そして謎の失踪などが主な取引所閉鎖の原因となっている。

仮想通貨取引所を押し出す競争市場

Cryptowisserは、集中型仮想通貨取引所の終焉に責任を負う競合他社のグループは3つあると説明しており、分散型取引所は、集中型取引所を押し出しているのが現状だ。

・DEX(Decentralized EXchange=分散型仮想通貨取引所)
・デリバティブ取引所
・非暗号通貨取引所

DEXは通常、サーバーを世界中に分散させているため、ハッカーの攻撃を受けにくくなっており、通常、手数料も低くなっている(※場合によっては取引手数料がゼロのケースも多々あり)。DEXはより多くの取引量を処理でき、多くの場合、集中型仮想通貨取引所よりも魅力的と言える。

デリバティブ取引所は成長を見ている

目覚ましい成長を遂げている取引所のもう1つのグループがデリバティブ取引所だ。

デリバティブ取引所は、別の資産である株式や債券、商品などの価値に基づいて価格設定された商品で、仮想通貨の世界においてデリバティブは、特定の仮想通貨、ほとんどの場合ビットコインの価格からその価値を導き出している。

デリバティブ取引所が市場でますます強くなっていることは明白であり、特定の集中型取引所に損害を与える可能性は低いと言える。仮想通貨がますますユーザーフレンドリーになり、技術に精通した取引専用ではなくなったため、仮想通貨以外の代替手段も増えている。

現在、集中型取引所がこれらの非暗号の代替手段に負けたユーザーの数を示す決定的なデータはないものの、それらが集中型取引所の大量閉鎖の一因であると考えるのが合理的だ。また、現在の各国における規制により、新しい取引所が存続することは不可能に近いと言え、業界が成長するにつれて、より規制する必要性も高まっていくと考えられる。

NLexchと呼ばれるオランダの仮想通貨取引所は、2020年9月1日に閉鎖しなければならない事態に陥り、その理由について以下のように閉鎖に至った原因を明かしている。

NB(DeNederlandscheBank =オランダの中央銀行)は、すべての仮想通貨ビジネスに登録する必要があることを要求した。登録は必須とみなされ、従わない企業は国内での事業を閉鎖せざるを得なくなります。プロセス全体で請求される料金は非常に高く、必要なレベルのセキュリティ、サポート、テクノロジーを提供するためのコストは、私たちだけでは経済的に実現可能ではありません。

NLexchだけではなく、より大きな確立された企業は、新しい仮想通貨取引所が競争するのを難しくしており、新たに登場する集中型取引所が存続するためには、現在まだ市場に登場していない何らかのサポートや保護が必要になる可能性がある。

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Rio(NEXT MONEY)

はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!