世界最大の資産運用会社BlackRockがビットコインに目を向ける

世界最大の資産運用会社BlackRockが市場参入か

2月17日(水曜日)のCNBCのSquawkBoxとのインタビューによると、世界最大の資産運用会社BlackRockが、ビットコインに手を出し始めたことを示唆していることが明らかになった。

BlackRockのリック・リーダー(Rick Rieder)CIO(最高情報責任者)は、BlackRockがビットコインに手を出し始めたと述べたが、運用にとって何を意味するのかについては詳しく言及されていない。BlackRock は約9兆ドル、約953兆円の資産を管理している世界最大の資産運用会社であり、NEXTMONEYの特集記事「ブラックロックCEO「仮想通貨が合法的なものになるまでビットコインETFは無い」」で報じたように、かつてBlackRockは、合法になるまでビットコインETFはないと断言していた。しかし、リーダー氏は、数カ月前に BlackRock のラリー・フィンク(Larry Fink)CEO(最高経営責任者)と共に仮想通貨投資に関心を示し、今年初めには資産運用会社の一部のファンドで資金を投じることについて言及している。

将来的にはビットコイン先物も視野に

実際、先月のSEC(証券取引委員会)ファイリングで、BlackRockはそのファンドの一部にビットコイン先物を含める可能性があることを示唆しており、仮想通貨業界関係者に大きな注目を集めている。というのも、米国におけるインフレ懸念が高まる中、投資家がインフラに耐性のある資産クラスを求めていることが、仮想通貨の需要が高まっている背景にあると考えられている。

リーダー氏は、ビットコインに楽観的な態度を示しており、次のように述べている。

ビットコインへの関心が集まるのは、人々が代替的な価値の保管場所を探すようになってきているからです。私は技術と規制が進化したことで、多くの人がビットコインをポートフォリオの一部にすべきだと考えるようになったことで、価格を押し上げているのではないかと思っています。

CoinMarketCapより画像引用

同氏の発言は、ビットコインが初めて 51,000 ドルを突破した日と同じ日に行われたもので、CoinMarketCap https://coinmarketcap.com/ja/ の調べによると2月18日15時時点のビットコイン価格は、1BTC=550万円前後を推移しており、前日同時刻比4.89%、1週間で16.07%の上昇だ。また、時価総額102兆円を越えており、価格、時価総額ともに過去最高額となっており、BlackRockの参入はビットコインにさらなる強気相場をもたらしそうだ。