米大手決済ペイパル、仮想通貨機能の開発を明かす

米大手決済ペイパル、仮想通貨機能の開発を明かす

米大手決済PayPal(ペイパル)が、仮想通貨機能を開発していることを明らかにした。The Blockによって報告された内容によると、ペイパルによる仮想通貨機能の開発は、3月に欧州委員会へと送られた書簡文書にて、仮想通貨に関するフレームワークやその機能に関する内容が記載されていた。

ペイパルは3月に欧州委員会へ送った手紙では、「仮想通貨の領域において機能をさらに発展させるために一方的かつ具体的な手順を踏んだ」と記しており、意欲的に仮想通貨の市場へ参入していることを示唆した。

「革新的な金融企業としてPayPalは、仮想通貨領域の進化を監視しています。」

ペイパルは先月末、今後3か月以内かそれよりもっと早く仮想通貨の直接取引をサポートするサービスを3億2,000万人を超えるクライアントを対象に仮想通貨売買サービスをリリースしようとしていることがCoinDeskによって報じられていた。CoinDeskのレポートでは、ペイパルとその関連プラットフォームVenmoが、ユーザーが複数の仮想通貨を「直接」売買できるようにすることや、仮想通貨業界の出版物に対して3つの情報源が確認され、「ある種のウォレット機能が組み込まれ、そこに保存できるようになるでしょう。また、同社は複数の取引所と協力して流動性を確保するつもりです」と情報筋からリークされていた。

ペイパルは昨年、独自通貨及びプラットフォームの構築を目指すフェイスブック構想のリブラ協会へ加入。しかし2019年10月には、各国の規制当局などの非難などによってリブラ協会及び、リブラプロジェクトから脱退をしている。ペイパルCEOであるダニエル・シュルマン氏は、脱退理由について「私たちは世界中のすべての規制当局と非常に強固な関係を持っています。そのため、私たちはどこに注意を向けたいのか、ミッションを進めるために今日何をしたいのかそれだけでした」とコメントしている。

しかし同CEOは昨年末のフォーチュン誌のインタビューにて、「仮想通貨を持っていますか?」という質問に対して、「はい。ビットコインを持っています。」と回答しており、仮想通貨への興味を示している。

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