Amazon がデジタル通貨プロジェクト立ち上げか
eコマースにおける世界的リーディングカンパニーのAmazon(アマゾン)は、DEP(Digital and Emerging Payments=新デジタル決済)計画のため、ソフトウェアエンジニアと開発者を募集していることが分かった。
NEXTMONEYの特集記事「テスラ社、15億ドル相当のビットコイン保有判明でBTC最高値更新=保有額はマイクロストラテジー社に次ぐ」で報じたように、テスラ社が1月にビットコインで15億ドルを購入したというニュースが発表された後、どの企業がBTCを帳簿に載せるか、仮想通貨を使用する顧客を引き付けるために強気な動きをするかについての憶測が高まっていた。
Amazonが新たな人材を募集
仮想通貨業界が長らく注目を集めてきたオンライン小売業者のAmazonは、今のところフィアット(法定通貨)に取り組んでいるが、代替手段も試し始めており、実際、AmazonのDEP部門は、メキシコで開始される新しいデジタル通貨プロジェクトに取り組んでいるという。また、それを裏付けるかのように、Amazon Jobs Webサイトの投稿に、ソフトウェア開発マネージャーとエンジニアを採用するべく、人材募集が行われており、同求人情報は、新興経済国で展開される可能性のあるデジタル通貨について次のように述べられている。
私たちは、メキシコを最初の発売国とする新しい決済製品の発売を支援してくれるリーダーを探しています。顧客は現金をデジタル通貨に変換できます。これを使用して、顧客は商品の購入やPrimeVideoなどのサービスを含むオンラインサービスを楽しむことができます。
最も古い求人は2020年10月に掲載されているものの、最近更新されたとのこと。しかし、Amazonには、ディズニードルに相当するデジタル版であり、Appstoreの「宝石、ブースター、パワーアップなどのアプリ内アイテム」で使用でききる独自通貨のAmazon Coinsがすでに出ている。
現時点でAmazonが計画しているデジタル通貨への進出がAmazon Coinsとどれほど共通しているかは明らかになっていない。8年前の仮想通貨イニシアチブによってAmazon Coinsの所有者はウェブゲーム全体でAmazonが発行した現金と取引ができる。