JPモルガンが仮想通貨とメタバーススペシャリストの採用へ

JPモルガン・チェースが仮想通貨とメタバーススペシャリスト採用へ

LinkedIn に掲載された求人情報によると、米国大手銀行のJPモルガン・チェース(JPMorgan Chase & Co.)は、現在の「技術変化の海」の中で、同社業務を導ける「好奇心旺盛でダイナミックな」リーダーとなる人材の採用を検討している事が分かった。

同銀行は、個人が必要な技術的ノウハウを持ち、金融規制当局やこのニッチな業界の新興企業と協力する準備ができている必要があると指定しており、プロアクティブな見込み客とクライアントの関与を主導し、複数の社内パートナーと協力し、企業クライアントの戦略的かつ複雑なニーズを満たすソリューションを開発していくとのこと。

JPモルガン・チェースが求める人材とは

JPモルガン・チェースが募集するポジションには、Web 3部門、仮想通貨部門、フィンテック部門、メタバース業界のサブバーティカルでの新しい支払いの機会を特定して獲得する」ことが含まれる。

具体的には、バイスプレジデント兼ペイメント ビジネス開発マネージャーの採用を検討しており、クライアントの運用構造を分析し、顧客の仮想通貨のターゲットを理解する必要があり、採用された人材の職務には、トランザクションFX、流動性および財務サービス、エスクローを含む一連の決済製品のために新しい法人顧客を組織化および手配する責任が含まれている。また、同銀行はこれらの分野に関する業界のプレイブックはまだないと述べており、新規採用者は、あいまいな中で道を切り開いていくことになる。そのため、フレームワークを作成し、ペースの速い企業と協力することに慣れている人材が求められている。

この役割に伴う膨大なプレッシャーを考えると同銀行は、金融サービスの役割で少なくとも 5 年の経験を持つ人材が適していると述べており、銀行業界で働いていた人が「強く好まれる」とのことだ。

同銀行は、仮想通貨誕生後より仮想通貨に対して強い否定感を全面的に打ち出していたが、最近はその姿勢が柔軟になってきているほか、メタバースについては好意的な姿勢とみられている。2022年2月に同銀行は、3D仮想世界の統合ネットワークが今後数年間で1兆ドル(約144.5兆円)規模の産業になる可能性があると予測するレポートを発表している。

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