ロシアのプーチン大統領、「2019年7月1日」までに仮想通貨に関する規制を制定

ロシアのプーチン大統領、「2019年7月1日」までに仮想通貨に関する規制を制定

世界に大きな影響を与える超大国ロシアが仮想通貨に関する規制の制定に動き出した。

同国ロシアのトップであるウラジミール・プーチン大統領は今年7月までに、仮想通貨に関する連邦法を採用するように自国の政府に指示したことが明らかとなった。今回の仮想通貨に関する規制の詳細は、ロシア大統領の公式ウェブサイト「Kremlin.ru」に掲載されている文書によって明らかとなった。

今回明らかとなった文書によると、プーチン大統領は連邦法に必要な47つの命令指示をリスト化した。その中に今回の仮想通貨に関する規制を求める内容が含まれた形となる。

また仮想通貨の規制に関する締め切りは「2019年7月1日」に設定されており、それまでに仮想通貨の連邦法を思考するように政府に命じることとなるようだ。

ロシアの仮想通貨に関する規制状況

ロシアでの仮想通貨に関する規制の制定は、今回の発表以前の段階でグレーゾーンとなっていた。

また、ロシアの法務大臣であるAlexander Konovalov氏は今月16日、仮想通貨の法的整備について「正式な法律を決定する必要はまだない。」と発言し、次のように自国の仮想通貨における考え方について発言していた。

「仮想通貨に関する明確な法律は近いうちに正式な形にはならないだろう。現在ロシアでは支払いの手段として暗号通貨の使用を禁止している。また、ロシアルーブルが唯一の通貨であり、ロシア連邦中央銀行が発行している。したがって、ロシア連邦での他の通貨の導入および発行は禁止される。」

ロシア法務大臣、「仮想通貨の正式な法律を決定する必要はまだない」と発言

2019.02.16