取引所ビットフィネックス、6月26日にメンテナンスを実行|ビットコイン価格操縦やオフラインによるBTCが上昇?
世界最大級の仮想通貨取引所であるBitfinex(ビットフィネックス)は21日、同プラットフォームの技術メンテナンスおよび、アップグレードを実施するため「最大7時間」のメンテナンスを実施することを発表した。
今回のメンテナンスで対象となるのは、BitfinexとEthfinexの2つの仮想通貨取引所であり、メンテナンス中は全てのプラットフォームがオフラインの状態となる。
On June 26, Bitfinex will be offline for up to seven hours as we conduct a comprehensive platform upgrade for continued exchange innovation and scalability.
Read the full details here: https://t.co/TKQkDylt53 pic.twitter.com/jQFVwyWvbh
— Bitfinex (@bitfinex) 2019年6月20日
発表によると6月26日水曜日にメンテナンスおよびアップグレードが実施されることが明らかとなっているが、メンテナンスが開始される時間は発表されておらず、市場の動きが不安定だと判断した場合はアップグレードが延期される可能性があるという。
また、今回のアップグレードに関しての情報はデリバティブ取引を開始するための準備を行うようであり、説明には「Bitfinexでデリバティブ取引を開始するための基礎を築くこと」と書かれている。
メンテナンスの終了報告については、プラットフォームが再び開始される5分前に公式ツイッターにて、お知らせのアナウンスが予定されており、プラットフォームが再びアクセス可能になってから10分後に取引が開始されるようである。
ビットフィネックスのメンテナンスによるビットコイン上昇
ビットフィネックスのメンテナンスに関する噂は2018年8月22日、メンテナンスとして取引所ビットフィネックスがオフライン状態となり、世界各国の仮想通貨取引所ではビットコイン(BTC)などの仮想通貨の価格が急激に上昇した。
そして、同日のメンテナンスと同じタイミングで取引所ビットフィネックスでのビットコイン(BTC)価格がわずか20分間で、6400ドルから6800ドルへと4%上昇。
その理由として取引所ビットフィネックスでは最大で100倍にもなるレバレッジ取引が可能な取引所であり、これにより多くのユーザーおよび投資家から「ビットフィネックスでショートポジションを維持している投資家の売り圧を防ぐためではないか」と考えられているのだ。
また今年2月9日にも、一部ユーザーが同プラットフォームを使用できない状態であることが明らかとなり、同日のビットコイン価格が急激な上昇を見せている。
ビッチフィネックスのCEOはステーブルコインを発行しているテザー社のCEOと同一人物であり、最近ではビットコイン価格の上昇と、テザー社のUSDTの時価総額と関係しているのではないかという噂が広まっている。決定的な証拠はないが、ビットフィネックがビットコインの価格操縦と関係している可能性はゼロではない。