日本の仮想通貨アクティブユーザー数が減少=JVCEAレポート

日本の仮想通貨アクティブユーザー数が減少=JVCEAレポート

日本国内の仮想通貨市場は、2月から急激に流行した新型コロナウイルスの影響によって、仮想通貨やその取引を利用するユーザー数が減少していることが分かった。

一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)が公開したデータによると、日本で登録されているアクティブな仮想通貨アカウント数(全体口座数の稼働口座)が、2月の2,048,501から3月の2,044,806に減少している。このデータでは、2020年2月まで堅調にアクティブユーザー数が増加していたことが示されているが、2月から3月にかけては「3,695」現象と市場のユーザーが撤退したことを示している。

しかしそれに対して国内の大手仮想通貨取引所bitbank(ビットバンク)が公開したレポートによると、3月の仮想通貨ユーザー数は減少したものの、日本の仮想通貨取引所への法定通貨の入金数が増加したことを報告している。この要因について同レポートでは、日本政府が実施した特別定額給付金による、10万円の支払いが影響していると考えられるという。

JVCEAのデータによると、統計が開始されて以来初めて、3月の月間アクティブアカウント数が減少しました。これは、その月に仮想通貨を取引しなかったアカウント、または未払いまたは、残高のないアカウント数が増加したことを意味します。

しかしこれらのアクティブアカウント数のわずかな減少について、「日本ユーザーが必ずしも仮想通貨への関心を失っていることを意味するわけではない」と述べている。事実、レポートでは2020年3月は前月よりも利用者預託金残高の金額が増加しており、一部の根強い仮想通貨ユーザーが取引を続けていることが分かる。