フランス企業、ブロックチェーン技術採用のゲームプラットフォームを提供
宝くじ販売事業を手掛けるフランスの企業フランセーズ・デ・ジュー(LaFrançaisedes Jeux:FDJ)の新たなプラットフォームGo Mojoは、ブロックチェーンテクノロジーに基づいて立ち上げられた。
フランスのフランセーズ・デ・ジューは、ブロックチェーンテクノロジーを使用したフリープレイデジタルゲームプラットフォームGo Mojoを立ち上げ、ゲームサービスの提供を開始した。Go Mojoを使用すると、プレーヤーは最大100,000ユーロの賞金を獲得できる。同プラットフォームは、ブロックチェーンテクノロジーを導入しており、セキュリティとデータの整合性を強化している。
プレーヤーは、仮想通貨を獲得して新規プレーヤーにアピールすることを目的としたクイックゲームプレイや、ポップカルチャーなどのテーマを採用し、さまざまなタイプのゲームへの入場料を支払うことができる。顧客はサインアップ時に30クレジットを受け取り、広告の閲覧や、紹介ボーナスを利用してより多くのクレジットを獲得できる。
現時点では7つのゲームをプレイしてクレジットを貯めることが可能だ。そのうち、Go Mojo、Go 100、Go Luckyの3つのゲームに賭けると、リアルマネーの賞品を獲得するチャンスを得ることができる。タイトルゲームのGo Mojoは毎週水曜日と日曜日に最高賞金100,000ユーロ、日本円で1,200万円の抽選を行い、Go 100は2分ごとに最高100ユーロ(約12,000円)の賞金を獲得でき、Go Luckyは毎週月曜日に500ユーロ(約6万円)の賞金を獲得するラッフル形式を用意している。
プレイヤーは、国が発行する身分証明書を使用して年齢確認をした後、20ユーロ以上の賞金を獲得することができる仕組みだ。このプラットフォームは、新しいメディアスペシャリストRedpill社が開発し、プラットフォーム内のゲームは全て無料でプレイできる。
FDJは、ゲーム開発のためのブロックチェーン技術の使用を検討した最初のゲーム会社ではない。今年4月、Atari社によって独自トークンを受け入れるオンラインカジノを立ち上げていることから、フランス国内では2例目となっているが、カジノゲームより親しみやすいゲームの導入は、日頃馴染みのない一般ユーザーにも注目されそうだ。
なお、Go Mojoは18歳以上を対象にしたゲーム専用プラットフォームで、ユーロを使わずゲームを楽しんでユーロを貯める事をモットーに今後もさまざまなゲームを増やす予定だ。