ドイツ銀行、JPモルガンのブロックチェーン決済ネットワークへ参加
ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行が、JPモルガンのブロックチェーン技術を活用した決済ネットワークサービス「Interbank Information Network(IIN)」へ参加したことが、FINANCIAL TIMESの報道によって明らかになった。
JPモルガンの決済ネットワークサービス「Interbank Information Network(IIN)」は、 Ethereum ベースの分散型台帳プロトコルとして、世界的な決済ネットワークの構築を目指しており、現時点で320の企業や団体が参加している。
国際送金の分野では現在、時価総額3位に位置する仮想通貨XRPを用いたリップル社などが、決済および送金ネットワークの構築を目指しており、熾烈なシェア独占を競い合っている。
IINへの参加は急激に加速する
JPモルガンの決済部門責任者であるTakis Georgakopoulos氏は、今回のドイツ銀行の参加について「ドイツ銀行が他のいくつかの大手銀行の中でIINに参加する最初の企業になることを希望すしていた。」と述べている。また、ドイツ銀行のキャッシュマネジメント部門のグローバルヘッドであるOle Matthiessen氏は、IINについて次のようのコメントしている。
「ドイツ銀行はIINにより、より良いクライアントサービスを提供できるようになります。銀行はIINによって、困難な支払い処理のコストを削減することを期待している。」
さらに、Georgakopoulos氏によると、JPモルガンは2019年末までに銀行などを含めた団体らと「400件」の契約を結ぶことを目標にしてると言い、近い将来にはドイツ銀行以外の大手銀行の参加を発表する予定であるという。