韓国取引所Bithumb、「ブロックチェーン規制自由特区」に9.4億円を投資
韓国の大手仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)は、ブロックチェーン開発をするため、韓国釜山市の「ブロックチェーン規制自由特区」に100億ウォン(約9.4億円)を投資することを検討しているという。
今回の投資が成功し、Bithumbが釜山市とブロックチェーン事業を共同で推進することになれば、仮想通貨取引所が自治体と協力して公共事業に進出する初の事例となる。
地元メディアの報道で明らかになったブロックチェーン開発の構想では、Bithumbの子会社であるCXアライアンス(GCX Alliance)を介して投資される予定だ。また、Bithumbと韓国の金融サービス委員会によると、詳細なレポートが公開されるようでるようだ。
韓国のブロックチェーンに対する構想は、2019年から動き出している。昨年7月には韓国政府は、韓国で2番目に人口の多い釜山市を「ブロックチェーン規制自由特区」に指定。また、韓国最大の通信会社であるKTは、国内最大の都市の1つである釜山にブロックチェーン基盤の現地通貨を発行する計画が報じられている。
昨年12月にBithumbは、グローバル基準を満たしたID認証システムをリリース。ユーザーにブロックチェーン上の非パブリックな証明方法やドメイン名とアドレスを紐付けた認証を提供し、内部構築も着実に構築している。