ハイパーインフレに悩むベネズエラで、パスポート関連にBTCを導入

ハイパーインフレに悩むベネズエラで、パスポート関連にBTCを導入

ベネズエラ政府が今週、司法省外国人・移住・身分証明管理庁(SAIME)において、パスポート発行などに関連する支払いについて、ビットコインの受け入れを計画しているようだと地元メディアが報じた。

ビットコイン支払い計画については、SAIMEのほか、ベネズエラの身分証明や移住および外国人行政サービスで利用可能とみられ、今月23日にRedditにて情報が掲載されると、この情報を閲覧したTwitterユーザーが発信し、国内外に情報が発信されたとみられている。

個人的に確認したが、これは真実のようだ。移民サービスは支払いのためにビットコインを受け入れている。パスポートを更新するか、延長をリクエストしてください。(日本語訳) 

一時的に利用を許可?

海外在住のTwitterユーザーを中心にビットコイン決済受け入れの検証が行われた。ユーザーの報告によると、ビットコイン支払いの確認には約8分かかり、支払いプロセッサBTCPayサーバーを介して受け入れられた。今回のビットコイン決済の受け入れは、クレジットカードの支払いが停止されたために導入されたとみられ、一時的なものであった可能性があるという。

ユーザーらの報告によると、ビットコイン決済は、導入後わずか数時間で削除されたようだ。ベネズエラのジャーナリスト、マルベリスリナレス(Marbellis Linares)氏は、ビットコイン決済の受け入れについて否定。しかし、オンライン上に掲載されたビットコイン決済の進行中表示がされたスクリーンショットの事実と矛盾している。

一部のユーザーはすでにベネズエラに住む市民はビットコイン決済が利用できないことを示唆しており、国外からパスポートを申請している外国在住者のみが利用できるようだ。

ベネズエラのビットコイン

ベネズエラではここ数年、200万%を超こえるハイパーインフレに悩まされている。国民らはインフレから財産を守るために法定通貨からビットコインなどの仮想通貨へと資産を移している。その結果、法定通貨であるベネズエラボリバルにさらなる影響を与え、ベネズエラ政府は打開策として、国内で採油された原油に連動したステーブルコイン「ペトロ」を発行している。

昨年1月からは政府によって仮想通貨に対する規制の強化も実施しているが、国民らは政府発行のペトロに対し、政府への不信感からか積極的な使用は見られず、P2Pを通じて現在もビットコインや他の仮想通貨を利用。今では仮想通貨のホットスポットになっている。今年1月には、ベネズエラのバーガーキングがCryptobuyerとパートナーシップを締結したことで、ビットコインを始め複数銘柄の仮想通貨決済を受け入れている。

ベネズエラ国内では、Dashの人気も高く、Dashにとってベネズエラは主要ターゲットになっている。ニコラス・マデューロ(Nicolás Maduro)大統領は、国営テレビに出演し、国民に対してペトロアプリを利用している国民全員に対して0.5ペトロを付与する“空中投下”キャンペーンを展開するなど、ペトロ使用に必死だ。

今回のビットコイン決済を受け入れたというニュースについて批評家は、誇張されていることを示唆。ベネズエラ政府は仮想通貨を厳しく管理していると主張し、ビットコインマイニングによって得た資金を押収したことを指摘している。

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Rio(NEXT MONEY)

はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!