バイナンス、11回目のBNBバーンを完了|総供給量の10%以上を消去
バイナンスは公式ブログで第11回目となるBNBのバーンが完了し、3,373,998BNBが焼却されたことを発表した。330万を超えるBNB焼却は過去最高となり、第4回目の250万BNBを大きく上回っている。
バイナンスはこれまでBNBホルダーに配当金を配布する代わりに、実質的な価値を高めるバーンと呼ばれるトークンの焼却を行ってきた。バイナンスは2017年10月からBNB全体の50%が焼却するまで各四半期毎に焼却イベントを実行しており、焼却量は過去3ヶ月間の取引量に基づいて計算される。
バイナンスは過去最大の焼却ができた理由について、バイナンスの先物取引所Biance Futureが世界最大の取引量を誇る取引所として成長できたことや600以上の取引ペア、P2P取引、クレジットカード購入、銀行口座からの直接入金と42の法定通貨サポートなど、様々なチャネルを拡大し続けたことが要因であると語っている。
新型コロナウイルスの影響で世界中の経済活動が停止する中、経済状況を救済するために前例のない量のお金を印刷し、雇用の損失は歴史的な記録を出している。その影響は仮想通貨市場にも響き、株価指数と連動するようにビットコインの価格も下落している。通常ビットコインの価格が急落すると取引量も減少するが、バイナンスの公式ブログによると、仮想通貨取引所の取引量やユーザーの訪問者数は急上昇しており、多くの取引所で3~5倍のトラフィック量が見られるという。また具体的な倍率は明言しなかったもの、バイナンスのトラフィックはそれ以上の増加をみせたという。
バイナンスのCEOであるCZ氏は、仮想通貨に興味を持っている人や、自宅で時間を過ごす人が増加したことが一つの要因ではないかと推測している。最近では、バイナンスの韓国進出やCoinmarketcapの買収、スマートコントラクトを搭載した新たな独自ブロックチェーンなど、不況が続く中明るい話題を提供している。