米取引所Binance.US、5つの仮想通貨の取り扱いを発表
2019年9月23日、37の州でサービスの提供が始まるバイナンスUSがリストアップ前の準備としてCardano(ADA)・Basic Attention Token(BAT)・Ethereum Classic(ETC)・Stellar(XLM)・0x(ZRX)の5銘柄の入金をスタートさせた。なお、2019年9月25日午前6時(米国東部標準時)に予定されている取引開始までは出金できない。
米国ユーザーが本家バイナンス(Binance.com)に保有している仮想通貨だが、自動的に移動されることはないため、全ての保有資産を自分で移動させる必要がある。バイナンスUSでは、2019年11月1日まですべての通貨ペア取引で手数料ゼロのキャンペーンを行う(終了後は取引ごとに0.1%)。
現在まで公表されている通貨ペア
対USDは、BTC・ETH・XRP・BCH・LTC・USDT・BNB・ADA・BAT・ETC・XLM・ZRXの12ペア。対USDTは、BTC・ETH・XRP・BCH・LTC・BNB・ADA・BAT・ETC・XLM・ZRXの11ペア。BNBの通貨ペアはまだ発表されていない。
今月12日に公表されたバイナンスUSでの上場銘柄6つの中にBNBが入っていなかったため、対応が遅れているのかもしれない。
今後上場予定の銘柄
ATOM、BCHABC、DASH、EOS、HOT、IOTA、LINK、LOOM、MANA、NANO、NEO、PAX、REP、RVN、TUSD、USDC、VET、WAVES、ZILの19銘柄が挙がっている。今後も継続して上場銘柄の発表があると思われる。Paxosと連携して開発されるバイナンスの米ドルペッグのステーブルコインBUSD(NYDFS承認済み)の取扱いの有無は未発表。
バイナンスに上場すると?
やはり気になるのは上場銘柄の値動きだ。先日本家バイナンスにてTezos(XTZ)上場の発表があると、1XTZ=1.02ドルから約12%上昇して1.14ドルになった。リストアップが発表されるだけで資産が1割以上増えるのだから、やはり注目度は高いだろう。バイナンスのCEOは、ツイッター上で他ユーザーの「(Tezosの)ステーキング」というツイートに対し、笑顔の絵文字で返信している。
Staking
— shackler (@shacklertr) September 23, 2019
今月12日には上場リストに名前がなかったためか、BNBは価格が下落。その後、バイナンスUSの入金リストに名前が挙がると価格は回復。やはり市場はバイナンスの上場銘柄に敏感になっているようだ。