CMEビットコイン先物契約数が「過去最高」を記録|BTC上昇に関係しているのか

CMEビットコイン先物契約数が「過去最高」を記録|BTC上昇に関係しているのか

CMEビットコイン先物契約数が4月から約50%の大幅増加

シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange ,略称CME)でビットコイン先物の契約数が過去最高を記録したようだ。同取引所の公式Twitterで5月13日に報告された。

※シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange ,略称CME)は、CMEグループが運営する米国の商品先物取引所及び金融先物取引所。2017年12月17日にビットコイン先物が上場された。

※先物取引とは、将来のある時点において、決められた価格で決められた日時に売買取引を行う約束を交わす契約のこと。


前回、過去最高記録となったのは今年4月。さらにこの時は、CMEのビットコイン先物取引高が大手仮想通貨取引所Binanceのビットコイン取引高を約9800万ドル程度上回っていたことも話題となった。

今回の記録は、4月時の記録と比較して約50%程度の大幅な増加を見せたようだ。

CMEのツイートによると、5月13日時点のビットコイン先物の契約数は、3万3700(約16万8000BTC相当)であり、4月4日に記録した2万2500(11万2700BTC)を大幅に上回っている。

1ヶ月という非常に短期間の間で、契約数の最高記録が塗り替えられたことは非常に興味深い。ビットコインはその価格が4月に急騰したことも話題となり、大きな注目を集めたが、価格の上昇に伴い、ビットコインの注目度が上がっているのかもしれない。

このビットコイン先物の契約数の増加が、単に投機的なものにとどまらず、取引需要の増加を示すようなものであれば、なお興味深い一報だ。

また、ビットコイン先物に関しては、インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange ,略称ICE)が手がける仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」でビットコイン先物取引の開始に向けた動きがあることも以前から報道されている。

※インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange ,略称ICE)は、農作物・金融・エネルギー関連・金属・など幅広いデリバティブ取引を提供する米国の電子取引所。

日本国内では、bitFlyerでビットコイン先物取引サービスが提供されているが、まだ広く拡大はしていない。

こうした仮想通貨の先物市場なども成熟していけば、仮想通貨市場に多様性が生まれると同時に投資対象としての見方も強くなる可能性もある。

今後も関連情報からは目が離せない。

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