2018年10月現在、仮想通貨は2000種類以上あるといわれています。
しかし多すぎるために似たような名前になっているものや、ティッカー名が完全に同一となっているものも少なくありません。
また仮想通貨の中には名称が長く覚えにくくなっているものも少なくありません。
特にハードフォークの分裂で誕生した仮想通貨は分裂前の名称も残しているため、長い上に似たような名称になりやすい傾向にあります。
今回は短い上に馴染みやすい名称を持ったbreadウォレットについて解説します。
目次
bread(ブレッド)ウォレットの特徴
bread(ブレッド)ウォレットはiOSとアンドロイド両方に対応しているモバイルウォレットです。
元々はiOS専用のアプリでしたが、新しくアンドロイドにも使えるようになっています。
公式サイトの説明によるとbreadウォレットは120カ国以上で利用されており、総保管金額は約2,000億円となっています。
また仮想通貨Bread(ブレッド)も発行しており、今後更なる機能の追加が期待されています。
bread(ブレッド)ウォレットのメリット
オープンソース
自分の所有している仮想通貨を預けるウォレットでは信頼性が重要になってきます。
仮にウォレットにウィルスやマルウェアなどが仕込まれているとしたら、ウォレット内に保管されていた仮想通貨は全て盗まれてしまうことになります。
breadウォレットではgithubというサイトにて公開されています。コードを一般公開しているということは、コード内にウイルスやマルウェアといった害を為す存在が仕込まれていないか誰でも確認することが出来るわけです。
ただしオープンソースだからといって100%信頼できるというわけではありません。コードが全て公開されているということは同時に誰でも複製できるという意味でもあります。
実際にウォレットの複製が行われて悪用された事例も存在しています。
シンプルさ
breadウォレットの機能は、仮想通貨の保管・送金のみに限定されています。既に仮想通貨やウォレットを使い慣れている人ならば物足りないかもしれません。
しかし不慣れな人にとって最低限の機能のみに限定されているbreadウォレットのシンプルさは、操作間違いをする危険性を減らすことができます。
日本語対応・日本円表示
breadウォレットでは始めから日本語設定となっています。また設定による変更で保管している仮想通貨の相場表示を日本円以外のものに変えることも可能です
指紋認証あり
指紋認証の出来るスマートフォン限定の機能となりますが、breadウォレットでは指紋認証しなければウォレットの中身を確認できないように設定することも可能となっています。
また指紋認証以外にもウォレット作成時に6桁のPINコード設定が必要になります。
ERC20トークン対応
以前のbreadウォレットは、ビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュ・独自通貨であるブレッドの4銘柄しか対応していませんでした。
しかしその後のアップデートにより、2018年10月現在ではERC20対応トークンも保管できるようになっています。
ERC20トークンとはイーサリアムの機能のひとつを使って構成された仮想通貨およびトークンのことです。基本となる部分が共通しているため、ERC20対応のウォレットであれば個別に管理することが可能です。
ただし初期状態ではERC20トークンのウォレットは設定されていません。「新しいウォレットを追加する」から追加したい銘柄を選ぶことになります。
今後更なるアップデートの可能性あり
breadウォレットの開発元であるBreadwinner AGは仮想通貨Breadを管理・運営しています。2017年12月にはICO(Initial Coin Offering)も開催しており、1日で2,000万米ドルを調達しました。
その後breadウォレットはブログでアップデート情報も公開しています。Segwit対応・ERC20対応・アンドロイド対応などのアップデート情報もブログで報告されています。
breadウォレットのデメリット
モバイルウォレットのみ
breadウォレットはモバイルウォレットのみとなっています。仮にスマートフォンが盗まれたり紛失したりした場合には、ウォレットの中身が確認できなくなります。
今後の不要な要素が追加される危険性
breadウォレットはシンプルさを売りにしています。しかしICOを行っていることもあり、ウォレットには今後も機能が追加されることが予想されます。
既に多くの人に利用されているbreadウォレットですが、今後ユーザーが求めているウォレットのあり方とは異なるものになる危険性があります。
ウォレット作成方法
まずはアプリのインストールを行います。iOSのスマートフォンを所持している人はアップルストア、アンドロイドのスマートフォンの人はグーグルストアでアプリを探してください。
インストールが完了したあとは「新規ウォレットの作成」をタップ、その後PINコードの設定をすることになります。
PINコードとは自分の端末専用のパスワードのようなものであり、仮にPINコードが漏洩したとしてもbreadウォレットをインストールした端末でしか確認できないようにする仕組みです。
PINコードの入力後、再度確認のPINコード入力が求められます。同じ6桁の数字を入力してください。
最後に復元フレーズが1個ずつ合計12個表示されます。このフレーズを全てメモしてください。表示されたあとに「X番目のフレーズは何か」という質問がありますので、読み飛ばしていたらウォレットの作成が行えません。
また復元フレーズは、スマートフォンを紛失したり新しいスマートフォンに切り替えたりする時にも必要になります。
ハッキングなどのセキュリティ面も考慮して、インターネットとは切り離した紙などにメモしておくことをお勧めします。
breadウォレットの機能設定方法
相場表示通貨
下のタブから①「メニュー」、更にメニュー画面で②「設定」をタップすると「表示される通貨」という項目が現れます。ここで日本円以外の法定通貨に相場表示を切り替えることが出来ます。
またビットコインの表示をBTCからbitsに変えることも同じ設定内で変更可能です。1BTC=1,000,000bitsになります。
ウォレット追加
下のタブから①「メニュー」、メニュー画面で③「ウォレットの管理」からERC20トークンのウォレットを追加することが出来ます。
まとめ
breadウォレットの特徴はシンプルさです。画面も見やすく直感的に操作することが出来ます。まだ完成というわけではなく、今後もアップデートされる可能性が高いです。
ただし今後のアップデートは使用者によっては、不要と感じる要素が追加される危険性も否定できません。