CoinbaseがcbBTC担保のビットコイン固定金利ローンを開始
暗号資産取引所大手Coinbase(コインベース)は、DeFi(分散型金融)プロトコルMorpho(モルフォ)のインフラを活用し、ビットコイン(cbBTC)を担保にした固定金利型のUSDC借入サービスの提供を開始した 。
Introducing Borrow with @CoinbaseDev Wallets, a simple way to bring crypto-backed USDC loans directly into your app.
Browse products, open collateralized positions, and manage them over time. Starting with @Morpho Blue on @Base ↓ https://t.co/8q7WzjscMx
— Coinbase Developer Platform🛡️ (@CoinbaseDev) September 22, 2026
CoinbaseDevウォレットで借り入れができる機能をご紹介します。暗号資産担保のUSDCローンをアプリに直接取り込む簡単な方法です。商品を閲覧し、担保付きポジションを開設し、長期に…
これにより、ユーザーは保有するビットコインを売却して手放すことなく、予測可能なコストで安全に流動性を確保できるようになる。このサービスは、Baseネットワーク上で展開されているMorpho Midnight(モルフォ・ミッドナイト)を活用して実現。Midnightはオンチェーンのオーダーブック(注文板)方式を採用しており、貸し手と借り手の間の需給バランスによって金利が決定される仕組みだ。
従来の変動金利型ローンとは異なり、この期間固定型オプションでは、借り入れコストと返済期限を事前に確定させることができる。現在のところ、ローンは当月末あるいは翌月末を満期とする選択肢が用意されており、Coinbaseの定義する「月末」は各月の最終金曜日を指す。借り手は、担保として預けたcbBTCの清算(請求権の行使)を回避するため、必ず満期日までにUSDCの返済を行う必要があります。
Coinbaseのイールドおよび投資商品担当リードであるジェイコブ・フランツ(Jacob Frantz)氏は、固定金利での借入導入について次のように語っている。
顧客が自身の信用や資金管理を行う上で、より幅広い選択肢と柔軟性をもたらすものです。
急拡大するMorphoのレンディング・インフラ
CoinbaseはすでにMorpho Blue(モルフォ・ブルー)を基盤とした変動金利型のレンディングサービスを提供しており、未返済残高は14億ドル(約2,204.3億円)を突破し、担保総額も約30億ドル(約4,724.3億円)規模に達している。
そこに今回のMorpho Midnightを通じた固定金利型が加わったことで、ユーザーは自身の戦略に合わせて2つの異なる融資形態を使い分けられるようになった。全体の役割分担として、フロントエンドでの優れた顧客体験の提供をCoinbaseが担い、基盤となる安全なレンディング・インフラをMorphoが、そして高速なトランザクション処理をBase(ベース)ネットワークがそれぞれ支える体制となっている。
オンチェーン・クレジットの今後の展望
Morpho Midnightはサービスの拡大に伴い、預かり資産額が約3,000万ドル(約47.2億円)規模へと成長している。
エコシステム全体の規模で見ると、Morpho Blueを含めたネットワーク全体の融資残高は約52億ドル(約8,189.4億円)、預かり資産は160億ドル(約2.5兆円)にのぼる。
今後は暗号資産担保ローンに留まらず、仕組化されたストラクチャード・クレジット商品や、トークン化されたRWA(現実資産)を対象としたレンディング分野へも期間固定型サービスの適用範囲が広がっていく見込みだ。
暗号資産の保有価値を活かしながら、より多様な資金調達を実現するオンチェーン・クレジット市場の発展に、今後も大きな注目が集まりそうだ。
























